速度は速い?それとも遅い?auひかり5ギガ・10ギガの気になる全容を明らかに!
auひかりは業界の中でも通信速度がトップクラスに速い「auひかりホームV(5ギガ)」と、「auひかりホームX(10ギガ)」の提供を開始しました。
auひかり5ギガと10ギガは対応速度の数値がとても速いので、回線スピードが遅いと感じることはありません。回線が混雑する時間でも速度が遅いと感じないので、通信速度を重視したい人には打って付けのサービスと言えるでしょう。
ここでは、auひかりの5ギガ・10ギガの回線がどれほど速いのか解説します。
- 今使っているインターネット回線が遅いと感じている
- 通信速度の速い回線を使いたい
など色々とインターネット回線について考えている人は参考に読んでみてくださいね。
この記事の目次
1.auひかり5ギガ・10ギガの料金プラン
公式サイトでは、auひかり5ギガ・10ギガの月額料金は以下の金額で記載されています。
【auひかりサービス別 月額料金比較表(auスマートバリューに加入した場合)】
利用期間 | auひかり5ギガ | auひかり10ギガ | 従来型(1ギガ) |
1年目 | 5,600円 | 6,380円 | 5,600円 |
2年目 | 5,500円 | 6,280円 | 5,500円 |
3年目 | 5,400円 | 6,180円 | 5,400円 |
4年目以降 | 5,400円 | 6,180円 | 5,400円 |
※ひかり電話の月額500円が含まれています。
auひかり5ギガは従来型と同じ、10ギガは従来型より780円高く設定されています。4年目以降の金額は、auスマートバリューに加入しているかどうかで異なります。
auスマートバリューに加入すれば4年目からの月額料金は上記の金額になりますが、加入していないと500円高くなります。
公式サイトでは、auスマートバリューの利用条件になっている「ひかり電話」の月額500円が含まれています。
auスマートバリューに加入しない場合の月額料金は、下記の通りです。
【auひかりサービス別 月額料金比較表(auスマートバリュー未加入の場合)】
プラン | auひかり5ギガ | auひかり10ギガ | 従来型(1ギガ) | |||
ひかり電話の利用 | なし | あり | なし | あり | なし | あり |
1年目 | 5,100円 | 5,600円 | 5,880円 | 6,380円 | 5,100円 | 5,600円 |
2年目 | 5,000円 | 5,500円 | 5,780円 | 6,280円 | 5,000円 | 5,500円 |
3年目 | 4,900円 | 5,400円 | 5,680円 | 6,180円 | 4,900円 | 5,400円 |
4年目以降 | 5,400円 | 5,900円 | 6,680円 | 7,180円 | 4,900円 | 5,400円 |
2.auひかり5ギガ・10ギガの利用条件
提供エリアは、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県に限られていて、戸建てで利用できる「ホームタイプ」のみが対象となっています。
上記以外のエリアでは使うことができず、今後のサービス提供エリアの拡大に期待が寄せられています。
auひかり5ギガ・10ギガの提供エリアは公式サイトで調べることができるので、自宅で使えるか気になる人は確認してみましょう。
3.auひかり5ギガ・10ギガで利用できるプロバイダ
従来のauひかりではプロバイダを7社から選ぶことができましたが、auひかり5ギガと10ギガでは4社から選ぶことになります。
【auひかり サービス別対応プロバイダ】
サービス | 対応プロバイダ |
従来型 |
|
auひかり5ギガ・10ギガ |
|
フレッツ光では、契約するプロバイダによって月額料金や実効速度が変わりますが、auひかり5ギガ・10ギガは、プロバイダによって月額料金や実効速度が変わることはありません。
対応プロバイダも信頼されている事業者ばかりなので、基本的にどれを選んでも問題はないでしょう。
4.auひかり5ギガ・10ギガの注意点3つ
auひかり5ギガ・10ギガはサービス名の通り対応速度が速いので、利用したいと考えている人は多いと思います。
ただ、auひかり5ギガ・10ギガには、
- マンションタイプでは利用できない
- 必ずしも5ギガや10ギガの速度がそのまま出るわけではない
- 5ギガ・10ギガの回線を活かすには相応の環境が必要
上記3つの注意点があるので、何も知らない状態で契約すると通信速度に不満を感じる恐れがあります。
注意点を知っておけばauひかり5ギガ・10ギガの回線に満足できるので、前もって把握しておきましょう。
4-1.マンションタイプでは利用できない
auひかり5ギガ・10ギガはマンションタイプが展開されていないので、提供エリア内であっても戸建てでしか使うことができません。
マンションタイプの提供予定も無い状態なので、集合住宅では従来型のauひかりか他社の回線を使うしかありません。
4-2.必ずしも5ギガや10ギガの速度がそのままでるわけではない
サービス名にある5ギガと10ギガはあくまで最大の数値なので、実際に5Gbpsや10Gbpsの速度が出るわけではありません。
と言っても、通信速度が遅いというわけではなく、SNSでの口コミでは驚くほど回線のスピードが速いと評価されています。
月々の支払いは変わらず使えるとのことで、auひかりを1GB→5GBに変更しました。
NICも10GBase-T対応の玄人志向のGbEX-PCIEに買い替え。(ASUSのXG-C100Cは入荷待ち)画像は変更前と変更後の計測結果です。
auのスピードチェックでは速度出るのわかってたけど、Speedtestのサイトでも速度出るのは驚いた pic.twitter.com/HmtFYHsyF7— ヒロ(゚∀゚)ノ (@best_zakuro) 2018年4月10日
auひかり10ギガでは、実効速度が1Gbps以上も出ることもあります。
auひかり10Gにして、10G対応のネットワークアダプタ届いたから試してみた。結果、ping 2msで下り2Gbps 上り5Gbps出てるんで満足感。問題はこのムダに高速な回線速度が必要な場面が思いつかないぐらいか。 pic.twitter.com/46f3CvpSCY
— のんじ (@NONNONG) 2018年3月8日
通信速度が遅いと感じている人はほとんど見当たらないので、auひかり5ギガ・10ギガは回線の速さをシビアに重視している人でもほぼ確実に満足できるサービスと言えるでしょう。
4-3.最大5ギガ・10ギガの回線を活かすには相応の環境が必要
5ギガや10ギガの高速回線を発揮するには、利用するデバイスや接続機器の性能が高くなければいけません。
デバイスや接続機器の性能が低いと、せっかく回線スピードが速いauひかり5ギガ・10ギガを使っても、通信速度が遅いと感じてしまいます。
auひかり5ギガ・10ギガで推奨されているパソコンのスペックは、LANポートが10Gbpsに対応した10GBASE、LANケーブルの規格はカテゴリー(CAT6A)以上となっています。
カテゴリー6A以上に対応したLANケーブルはお金があれば簡単に用意することができますが、LANポートが10GBASE-Tに対応したパソコンはほとんどありません。
あるとすれば、ハイスペックで高額なゲーミングPCぐらいでしょう。
auひかり5ギガ・10ギガの回線がフルに発揮できるデバイスが登場するのは当分先になりますが、できる限り対応速度が優れているモデルを用意することが望ましいです。Wi-Fiを利用する場合も同じで、auひかり5ギガ・10ギガの回線が活かせる無線LANルーターはほとんど無いのが現状です。
ただ、auから提供されるホームゲートウェイの無線LAN機能は最大2.4Gbpsに速度に対応しています。
画像引用元: auひかり公式サイトより
1Gbps以上の速度に対応したスマホやタブレットは無いのが現状ですが、ホームゲートウェイの無線LANルーター機能を利用すれば速度が遅いと感じる可能性が低くなります。
auひかり5ギガ・10ギガの回線を活かすために、なるべくデバイスと無線LANルーターともに対応速度や規格などのスペックが高い製品を用意しておいたほうがいいでしょう。
5.工事費は実質無料
auひかり5ギガ・10ギガのどちらも、新規で契約するには工事が必要なので、37,500円の費用が掛かります。
他社の工事費は18,000円から24,000円が相場なので、auひかり5ギガ・10ギガは初期費用が高い印象を受けますよね。
しかし、工事費相当無料キャンペーンを受ければ、大きな出費をする必要がありません。
画像引用元: auひかり公式サイトより
工事費の37,500円を60カ月の分割払いにして、工事費相当額無料キャンペーンによる60カ月間の割引を受ければ実質負担が0円になります。
画像引用元: auひかり公式サイトより
工事費相当額無料キャンペーンがあることで、初期費用を気にせずにauひかり5ギガ・10ギガを契約することができるわけです。
6.更新月以外の解約は10,000円以上の違約金がかかる
auひかり5ギガ・10ギガの契約期間は3年となっていて、解約するときは15,000円の違約金が発生します。
また、契約してから12カ月以内に解約すると、高速サービスの解除料金として2,500円が掛かります。
36カ月ごとの更新月であれば違約金は掛かりませんが、回線の撤去費用はタイミングに関係なく請求され、金額も28,800円と高額です。
違約金が発生する条件と撤去費用の金額を考えると、auひかり5ギガ・10ギガは末永く使い続けるつもりで契約したほうがいいでしょう。
ただ、回線速度は非常に速いので、遅いと感じて解約したいと思う可能性は、利用者の口コミを見る限りほとんどないと言えるでしょう。
7.従来型のauひかりからならホームゲートウェイを交換するだけで移行できる
今現在、従来型のauひかりを利用している人なら、ホームゲートウェイを先ほど紹介した製品に交換するだけで5ギガ・10ギガに乗り換えることができます。
ホームゲートウェイの交換は無償で行ってくれるので、既にauひかりを契約していて提供エリア内に住んでいる人なら、5ギガ10ギガへの移行はおすすめの選択肢と言えます。
8.まとめ
対応速度が速いauひかりの5ギガと10ギガは実効速度の評価も高いので、どのような時間でも遅いと感じることはありません。
ただ、デバイスや無線LANルーターの性能が低いと5ギガ・10ギガの回線をフルに活かすことができないので、思っていたよりも通信速度が遅いと感じる恐れがあります。
Wi-Fiはホームゲートウェイの無線LAN機能を使えば問題ありませんが、5ギガ・10ギガ回線の性能を思い切り体感したい人は、今利用しているデバイスのスペック次第で通信速度が変わるという心積もりをしておきましょう。
と言っても、今後はスマホやタブレットも5ギガの10ギガに対応したモデルが登場することが予想されます。
所有しているデバイスのスペックが低くても、今からauひかり5ギガや10ギガを導入する価値があります。