auひかりのプロバイダにGMOとくとくBBはおすすめかどうか検証してみた
GMOとくとくBBは、WiMAXやドコモ光、フレッツ光などのプロバイダーも務める大きな会社です。グループ会社も多く、社会的な信用もあります。
そのGMOとくとくBBからauひかりを申し込むと、今なら最大5万円という高額なキャッシュバックを貰えますが、キャッシュバックを貰うには様々な条件があり、長い時間が掛かります。
ドコモ光のプロバイダとして実績のある会社ですが、キャッシュバックが目当てであれば、GMOからのauひかりの申し込みはお勧めができません。
今回はGMOの最大5万円キャッシュバックが実はお得ではないということ、そしてキャッシュバックを貰うための条件や、どうしてauひかりの申し込みがお勧めできないのかを説明していきます。
この記事では、ツイッターでのGMOとくとくBBの評判や、どこでauひかりを申し込むとお得になるかも紹介していきますよ。
この記事の目次
「最大50,000円キャッシュバック」について
画像引用元:GMOとくとくBBホームページ
キャッシュバックの内訳は、GMOとくとくBBから2万のキャッシュバックと、auひかり公式からの3万円サポートを合わせて最大5万円です。つまりGMOから申し込んでも、貰えるキャッシュバックは2万円だけなんです。auひかりの公式サポートの3万円は、他社で契約しても貰える特典です。
ちなみに他社のキャッシュバック額と比較すると、GMOからの2万円キャッシュバックはあまり高くありません。
例えばNNコミュニケーションズという代理店からauひかりを申し込むと、最大で5万2千円のキャッシュバックがあるからです。
しかもGMOから2万円のキャッシュバックを貰うためには、複雑な手続きがあり、全て還元されるまでに2年掛かります。
キャッシュバックされる条件も細かくて多いので、NNコミュニケーションズと比較しながら、その内容をひとつずつ確認していきましょう。
特典① GMOとくとくBBからの2万円キャッシュバック
まずはGMOとくとくBBのホームページから申し込みをしないと適用されないので、電話ではなく必ずネット上から申し込むようにしてください。
その上で、キャッシュバックを貰うためには契約内容にも気を付けないといけません。
キャッシュバックの適用条件
ホームタイプ
auひかり電話あり | ||
ずっとギガ得プラン (3年契約) |
20,000円 キャッシュバック |
|
ギガ得プラン (2年契約) |
20,000円 キャッシュバック |
|
標準プラン | 10,000円 キャッシュバック |
マンションタイプ
auひかり電話あり | ||
お得プラン (2年契約) |
5,000円 キャッシュバック |
|
お得プランA (2年契約) |
5,000円 キャッシュバック |
|
標準プラン | 2,000円 キャッシュバック |
上の表を見て分かる通り、ホームタイプでもマンションタイプでも「ネット」+「auひかり電話」の契約をしないとキャッシュバックの対象にはなりません。おまけにマンションタイプはキャッシュバックが半額以上も減額されています。
NNコミュニケーションズでも「ネット+電話」、「ネットのみ」の契約でキャッシュバック額は変わりますが、「ネットのみ」の契約でも4万円ほど貰えます。
キャッシュバックの申請方法
auひかりを申し込んだ月を含む11か月目に、契約のときに作られたメールアドレスに連絡がきます。
①GMOとくとくBBからメールが届く
↓
②キャッシュバック特典の振込について、指定口座確認の連絡がくるので、届いたメールに返信する
これだけ見ると簡単に思えますが、キャッシュバック案内のメールが届くのは、申し込みをしてから11ヶ月目と23カ月目の2回です。1回で半額分の申請をするので、全て受け取るには2年も掛かるんです。
大事なメールとはいえ、約1年も経っていればうっかり忘れてしまう人も多く、正直キャッシュバック還元方法についてはあまり評判がよくありません。
GMOとくとくBBのキャッシュバックに関する評判は、記事の最後の方の「Twitterで評判をチェックしてみた」で詳しく紹介していきます。
キャッシュバックを貰えない例
- 特典対象となっている接続サービスを変更する
- 特典対象となっている接続サービスを解約する
- 未納によるサービスの一時停止、又は強制解約された場合
- 振込の案内メールへ期日までに返信をしない(※案内メール送信日から翌月の末日までが期限)
- 指定の口座情報に誤りがある
- その他、GMOとくとくBBが対応困難と認めることがあった場合
案内メールへの返信を忘れたり、指定口座情報のミスがあるとキャッシュバックを受け取れなくなります。
キャッシュバックが目当てで契約しても、2万円を貰うまで2年待たないといけないですし、指定口座情報のミスでも無効になるので、結構厳しい条件だと思います。
他社のNNコミュニケーションズであれば、口座情報はNNコミュニケーションズから掛けてきた電話で確認するので、まず手続きを忘れることは無いです。しかも現金振込まで最短1カ月という速さです。
GMOからの最大2万円を約1年間も待つより、NNコミュニケーションズの最大で5万2千円を最短1カ月待つ方がお得ですよね。
特典② 他社からの乗換で最大3万円キャッシュバック
次にauひかり公式からの「auひかりスタートサポート」によるキャッシュバックも説明していきます。
こちらも最大3万円のキャッシュバックですが、au公式からの特典なので、GMOではなく他社でauひかりを申し込んでも貰える特典です。
また、auひかりスタートサポートは、他社から乗り換える人のために「他社回線の解約違約金を負担しますよ」というサポートです。
キャッシュバックの還元額について
まずは還元額ですが、auひかりに乗り換えても全員が3万円の対象ではありません。還元額についての内容や還元方法について確認していきましょう。
auスタートサポートの還元額と還元方法
他社のインターネット回線を解約してauひかりに乗り換えると、他社の解約金の還元があります。還元額と還元方法は下記のとおりです。
切替前の 他社回線サービス |
auひかり | 最大30,000円 |
他回線の FTTH・ADSL、 他回線のモバイルデータ端末 |
ホーム | au WALLET 残高へチャージ 又は郵便為替で還元 |
マンション | au WALLET 残高へチャージ 又は郵便為替での還元 最大10,000円 |
|
月額利用料金から差し引いて還元 最大20,000円 (1,000円/月×最大20か月) |
還元方法は、au WALLETか郵便為替のどちらかです。
最大で3万円という内容はホームを契約した人が対象ですし、もし他社の解約違約金(税込)が還元率を下回った場合は、解約違約金額が上限になります。
※他社の固定回線とモバイルデータを両方契約している場合は、先に申請をしたサービスが対象です。
※au WALLETの残高へチャージができない場合は、郵便為替での還元になります。
キャッシュバックの適用条件
auスタートサポートで3万円までの負担をしてもらうには、次のような条件もクリアしないといけません。
ホームの場合:
- 他社FTTH(フレッツ光など)、ADSLサービス、モバイルデータ通信端末からの乗り換え
- auひかり(ネット+電話+電話オプションパックEX)に新規加入
マンションの場合:
- 他社FTTH(フレッツ光など)、ADSLサービス、モバイルデータ通信端末からの乗り換え
- auひかり(ネット+電話+電話オプションパック)に新規加入
※マンションタイプの契約は最大2万円までです。
auひかり ホーム:auひかり ホーム ずっとギガ得プラン:
- 36カ月間以上の継続利用を約束。
auひかり マンション:標準プラン or お得プランA or お得プラン:
- 24カ月以上の継続利用を約束。
※auひかり開通月を含む7カ月以内に他社違約金の請求書コピーを添付し、指定の申請書・専用封筒にて申請すること。
auひかりスタートサポートによるキャッシュバックも、「ネット」+「電話・電話オプション」への加入が必要になる場合があるんですね。
※モバイルデータ端末からの乗り換えは、NTTドコモ・ソフトバンク・ワイモバイルのモバイルデータ通信端末の解約違約金、端末の分割払い残債が対象です。
auひかりスタートサポートの対象外の事業者やサービスはこちら
キャッシュバックの申請方法と対象外について
申請方法
- 他社回線サービスの解約違約金明細コピーをKDDIの指定方法で申請。※原本は戻ってこないので気を付けましょう。
- auひかりを利用した開始月を含む7カ月以内に申請書を送付
- 他社回線請求明細と、auひかりの契約者が同一か同性、同一設置住所の場合に申請できます。
対象外となるもの
- 加入手続き中や既に利用しているKDDIサービスをキャンセル又は解約しての加入
- auひかりへの加入よりも1カ月以上前に他社回線サービスを解約している場合
還元方法と注意事項
au WALLET残高へチャージする場合
- 申請書に記載するau電話番号は、「auひかり契約者本人」または「家族のau電話番号」であること。
- 申請書送付時にau WALLETプリペイドカードの利用開始手続きが完了していること。
- 申請受付から約1カ月後にチャージされます。
- チャージの時点でau回線が一時休止・解約、もしくはau WALLET プリペイドカードが廃止となっているとチャージの対象外となります。
郵便為替で受け取る場合
- 申請受付から約1.5~2カ月後に、契約者住所宛てに郵便為替が届きます。
- もし不在等で郵便為替が返送されてしまった場合は、必ず1カ月以内に申し出ること。
- 期間経過後の再送付はされないので、郵便為替を紛失などした場合、再発行はされません。
還元についての注意事項
- 申請受付をした翌月の利用から還元開始。申請受付が月末だと、還元開始は翌々月になる場合があります。
- 還元期間中にGMOとくとくBB auひかりの解約・移転などをすると、解約・移転の月の前月で還元が終了。
継続利用期間中にもし途中解約すると、還元額の全部または一部を返金しないといけない場合があります。
キャッシュバックの広告について
他の広告には、GMOとくとくBBから申込むと「最大12万円還元」と表示されている事もあります。
ただしこの最大12万円還元は、11か月目と23か月目の2回に分けて、キャッシュバックの案内がきます。1度で全額のキャッシュバックを貰えないので、手続き忘れのリスクが増えるでしょうし、面倒に感じますね。
Twitterで評判をチェックしてみた
画像引用:GMOとくとくBBホームページ
GMOとくとくBBはサービスの提供を始めて10周年を迎えており、130万件もの契約数を突破しています。
2019年の「2019年 オリコン顧客満足度ランキング プロバイダ 広域企業」でも1位を獲得しており、実際にGMOを利用している人からの評判がとても良いです。
まずは特に人気のある、ドコモ光のプロバイダーとしてGMOを選んでいる人の評判を探してみました。
FLET’S光でもプロバイダで速度変わる
今DOCOMO光マンションタイプ(GMOの得々なんちゃら)でゴールデンタイムで格ゲーとか、ネトゲを問題無く出来るレベルだったよ— みみげ@社会復帰 (@mimige69) 2019年12月9日
そんな時はさとしに聞いた方がいいよ👍一応そうゆう仕事してるから!
うちはマンションでドコモの光、プロバイダーGMOで重いゲームも快適にゲーム出来てるよ😄
— ゆりねぇ (@shigechan06) 2019年11月29日
ドコモ光+GMOのipv 6プラス って言う組み合わせ。
所用でドコモ光しかネット使えなくなったんで、プロバイダ4回変えてついにスピード出るようになりました。
ちなみにこれ結構ピーク時間帯すね。プロバイダ変える前は悲惨でした。
ドコモ光+○ C N
これのどこが光回線やと問い合わせましたね笑
↓ pic.twitter.com/iSYE02Cspw— 帝国/RSM TEIKOKU (@teikoku0425) 2019年11月21日
ドコモ光とGMOを選んでいる人は、ネットの通信速度に関してとても満足しているようですね。
しかし、GMOからのキャッシュバックキャンペーンについては、少し残念な評価もあります。今回はWiMAXでのキャッシュバックを貰い損ねた人の口コミがいくつか見つかりました。
GMOでのキャッシュバックを受け取り損ねた人の口コミ
GMOとくとくBBのWiMAX使って1年経ったのに、キャッシュバック案内メール来てないとTEL確認したら、勝手に生成されてるメールアドレスに届く仕様な上に還元期限が8月末で終了。はじめから還元する気ないのでは・・・不親切すぎるぅ😂
キャッシュバックで安く見せる系はもう使わないさらば3.5万円😇
— カタオカ⌘ベランダゴーヤFPV (@peterminced) 2019年11月15日
こちらはWiMAXの契約ですが、auひかりを申し込んだ時と同じで、キャッシュバックに関するメールが届くまでに約1年掛かっています。
また、普段利用しているメールアドレスではなく、GMOとくとくBBで作成したアドレスに届くので、メールの確認ミスでキャッシュバックを受け取り損ねる人もいたようですね。
GMOとくとくBBのキャッシュバックを見事に逃して、
GMOそんそんBBと化したラヴィさん_(:3 」∠)_あれ見逃させるために毎月どうでもいい
【必見】メールを送り付けてきて、
迷惑フォルダに入るようにしてるんですね。。。そして唯一のキャッシュバックメールには
【必見】なんて付けない~😂#WiMAX— ラヴィ(╹◡╹*) (@lovekakin) 2019年6月12日
GMOとくとくBBからの広告メールが大量に届くため、迷惑メールに振り分けてしまった人もいたようです。
大量のメールに埋もれて、キャッシュバックに関する大事な案内も目立たなかったこともあり、気が付いたら申請期限が過ぎていたという口コミが多数ありました。
GMOでのauひかりの申し込みは11月に始まったばかりなので、WiMAXなどのキャッシュバックの口コミになりましたが、GMOのキャッシュバックについては手続き完了までに長い時間がかかり簡単ではないことが分かると思います。
まとめ
130万件という契約数から分かるとおり、GMOとくとくBBを利用している人はとても多く、高速通信についても評判がいいです。
GMOはお客様満足度でも1位に選ばれていますし、信頼できる会社には間違いないですが、auひかりのキャッシュバックについては手続きが面倒で貰いにくいというのが事実です。
それに5万円というキャッシュバックも、実際にGMOから貰えるのは最大2万円ですし、NNコミュニケーションズの最大5万2千円と比較するとお得とも言えないのが残念です。
かなり忍耐強く待つことで、頑張ればキャッシュバックはGETできますが、ここまでわざわざ頑張る必要はあるのかな?と思います。
2年ほど待ってまで頑張ってキャッシュバックを貰わなくても、他社ならもっと高額で簡単にキャッシュバックを貰えます。
本文でも比較してきましたが、NNコミュニケーションズのキャッシュバックについて改めて確認してみましょう。
- 電話での口座情報の確認があるので貰い忘れがない
- 最短1カ月で現金振込
- 最大5万2千円、ネットのみの申し込みでも4万円のキャッシュバック
GMOと比べるとキャッシュバックが高額で、貰い忘れの心配もなく安心です。
NNコミュニケーションズ以外にも、高額なキャッシュバックを謳っている光回線業者はありますが、中にはキャッシュバックの手続きをうやむやにする会社もあるので注意しましょう。
GMOはとてもいい会社だと思いますが、auひかりのキャッシュバックについてはお得ではないので、キャッシュバックを目当てに契約するのはお勧めできないという結論になりました。