PlayStation VRとOculus Rift Sの違いは?家で遊べるVRの特長を比べてみよう!
VRとはバーチャルリアリティーの略称で、仮想現実という意味です。
VRヘッドセットやゴーグルといった専用の眼鏡を装着することで、360度全方向に仮想空間が広がります。視覚だけじゃなくオーディオによる効果もあり、まるで映し出された空間に入り込んだかのような体験ができますよ。
VRは映像を観るだけでなく、体の動きに合わせて視界も変化するのでゲームにも利用されています。
そこで今回は、どんなVRの機種が販売されているのか?それぞれどんな楽しみ方ができるのか?をご紹介していきます。
この記事の目次
①PlayStation VR
画像引用元:PlayStation VR公式サイト
PS4で利用できるヘッドマウント型VRシステムです。
装着調整機能があるのでフィット感も高く、ヘッドセットに内蔵された音量ボタンを装着中に調整できるなど革新的なデザインです。
360度の自由な視界で動きをコントロールし、直感的な操作感覚でゲームの世界に入り込めますよ。
バーチャルリアリティーを体験できるコンテンツは、人気ゲームの他に映画・スポーツなども含めれば200以上!具体的にどんな特長があるのか見ていきましょう。
PS VRの特長
PS VRの装着時に見えている映像は、「ソーシャルスクリーン」でテレビモニターに出力できます。これはVRヘッセットをかぶっている人も、モニターを見ている人も一緒にゲームの状況を楽しめるという機能です。
周りの人も一緒に遊べるパーティーゲームやオンラインマルチプレイ対応ゲームなど、多彩なVRゲームを遊ぶことができます。ゲーム以外にも、CGムービー・ミュージックビデオ・360度実写映像など豊富なVRコンテンツがありますよ。
「シネマティックモード」なら約2メートル先に巨大スクリーンがあるような体感でき、映画はもちろんYouTube・Netflixなどの2Dコンテンツも堪能できます。Blu-ray 3Dコンテンツにも対応しているので、迫力満点の世界観を味わいましょう。
価格と購入方法
PS VRはPS4はもちろん、PS Cameraがないと遊べません。また、ワイヤレスコントローラーの他に一部ではPS Moveモーションコントローラーが必須のゲームもあります。
今回はPS Camera同梱版の価格と販売店を紹介します。
価格:34,980円+税
セット内容:VRヘッドセット、PlayStation®Camera、プロセッサーユニット、HDMIケーブル、USBケーブル、ステレオヘッドホン(イヤーピース一式)、電源コード、ACアダプター
ヤマダ・ビッグカメラ・エディオン・ヨドバシカメラなどの家電量販店などで手に入りますが、ソニーストア・Amazon・GEO・TSUTAYAなどのオンラインショップでも購入可能です。
②Oculus Rift S(オキュラス リフト エス)
画像引用元:Oculus公式サイト
Oculus社が開発・発売している、パソコンに接続して遊べるヘッドマウントディスプレイです。Rift Sはパソコンに接続しますが、パソコンやケーブル不要で外出先でも遊べるオールインワンVRなどもあります。
OculusへのログインはFacebookのIDでログイン可能で、その場合はOculusでのアクティビティやFacebookの友達リストの情報が共有されます。
Oculus Rift Sの特長
次世代のレンズとシャープなディプレイにより、画面が網目模様に見えるスクリーンドア効果を軽減しています。
ヘッドセットはダイアルでフィット感の調整ができ、しっかり装着できます。しゃがんだり、すばやい動きにも対応できるなど安定感や快適さを備えたVRです。
Oculus Rift Sはパソコンに接続することで動作するので、使用しているパソコンが対応しているか確認が必要です。
推奨スペック:
- OS:Windows 10
- CPU:8GB以上のRAM
- CPU:Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上
- グラフィックカード:NVIDIA GTX 1060 / AMD Radeon RX 480以上
- ビデオ出力:DisplayPortTM 1.2 / miniDisplayPort (アダプター同梱)
- USBポート:USB 3.0ポート1つ
以上のようなPCでプレイしましょう。
Oculus Rift Sの価格や購入方法
価格:50,722円
セット内容:ヘッドセット、コントローラ2機、ヘッドセットケーブル、単三電池、アダプター
Oculus Rift Sは現在公式サイトで売り切れており、Amazonからで購入ができます。
販売が終了したVR
ここでは販売を終了している「Galaxy Gear VR」と「Google Daydream View」について紹介します。
①Galaxy Gear VR(ギャラクシーギア)
画像引用元:Galaxy公式サイト
サムスン電子とOculusが共同開発した、ゴーグル型ヘッドマウントディスプレイです。
Galaxyシリーズのみに対応しておりサムスンユーザーを多く取り囲んでいたものの、定着率が悪く普及しませんでした。
そのため2019年8月にGlaxy Note 10のようなハイエンド機でもGear VRに対応してないことを明らかにし、11月にGear VR向けのアプリ開発サポート終了を発表しました。新規アップデートは対応しませんが、Gear VRユーザーは今まで通り使用することは可能です。
Gear VRには片手で操作出来るGear VEコントローラーが付属しており、リモコン・ゲームパッドとしても使うことができました。
②Google Daydream View
画像引用元:Daydream公式サイト
GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」を利用するための、スマホ装着型VRゴーグルです。対応しているスマートフォンを装着することでバーチャルの世界を体験ができます。
発売から3年が経った2019年に、Googleは利用者の減少を理由に今後はGoogleマップのナビゲーションなどARへシフトするとして販売を終了しました。なおサポートについては継続するため、ユーザーは今まで通り使用ができます。
「Daydream」には数十万本に及ぶ動画があり、バーチャルな大画面で映画やスポーツ・コンサートを視聴できます。また、「Chromecast」を使用してVRの画面をテレビにストリーミングすれば、Daydream Viewを装着していな人も一緒に楽しめるという使い方ができました。
まとめ
今回紹介した中で現在も販売されているVRは、「PlayStation VR」と「Oculus Rift S」のみです。
どちらもゲームを楽しめるVRですが、PlayStation VRはゲームの他に映画など映像作品も楽しめますし、友達と一緒に遊ぶこともできるので様々な場面で活躍するでしょう。
Galaxy GearやGoogle Daydream Viewは公式サイトからの販売が終了していますが、利用できる環境が整っていればユーザーは現在も継続して使うことができます。そのため例えば中古品として譲ってもらうなど、GalaxyやGoogleのVRを手にする機会があればまだ遊ぶことが可能です。
ただVRで遊べる内容は基本的にどれも同じなので、ゲームもできて映像作品のコンテンツも充実しているPlayStation VRを選んでおけば間違いないでしょう。販売も継続しているので、これからのサポートもしっかり受ける事ができます。