25歳以下が対象!ドコモの「学割2018」を詳しく解説!
ドコモが展開する「学割」は、ドコモのスマホを使っている(または、これから使う)若者向けに毎年更新され、内容が一新されます。
今年もすでに「学割2018」のキャンペーンがスタートしています。
当記事では、学割の内容や学割を適用するための条件、注意点など詳しく紹介しています。学割を考えている方はぜひ、参考にしてください。
この記事の目次
1.今年(2018年)のドコモの学割
「学割」は、ドコモを含むau・ソフトバンクの3大キャリアで激しい競争が行われています。そんな中、ドコモは今年はどんな学割を提供するのでしょうか。早速、ドコモの学割の内容を見ていきましょう。
ドコモの学割2018は、
- 「カケホーダイプラン」+「パケットパック(シェアパック子回線を含む)」+「ISP(spモード)」を適用することで月額利用料金から1,500円割引×12ヶ月
- シェアグループ内の全員にdポイント3,000pt付与
とされています。が、これだけでは内容がよく分からないかと思いますので、次項で料金プランから確認していきましょう。
1-1.基本プラン
この基本プランは、ドコモのスマホを使う上で加入が必要なプランです。
【基本プラン一覧】
プラン | 月額料金 |
カケホーダイプラン | 2,700円 |
カケホーダイライトプラン | 1,700円 |
シンプルプラン | 980円 |
上記の3種類が展開されています。カケホーダイプランは国内通話が24時間無料で、カケホーダイライトプランは5分以内の通話が無料となっています。シンプルプランは家族内通話が無料になります。学割は、どのプランも対象となっています。
しかし、シンプルプランを契約するためには、シェアパック(子回線契約を含む)または「ウルトラデータLパック(20GB):6,000円/月」「ウルトラデータLLパック(30GB):8,000円/月」を契約する必要があるので注意してください。
そして、ドコモのスマホを利用してインターネットに接続する際に「ISP」の契約が必要となります。これは、「インターネットサービスプロバイダ」のことで、現在ドコモが提供しているISPは「iモード」「mopera U」「spモード」の3種類です。
ドコモの学割が適用されるのは、スマホ向けのspモードのみとなります。このspモード(300円/月)は、スマホでインターネットを利用するために必ず必要となります。
1-2.パケットパック(シェアパック子回線を含む)
パケット通信の定額サービスです。
【パケットパック一覧】
プラン | 月額料金 |
データSパック(2GB) | 3,500円 |
データMパック(5GB) | 5,000円 |
ウルトラデータLパック(20GB) | 6,000円 |
ウルトラデータLLパック(30GB) | 8,000円 |
シェアパック5(5GB) | 6,500円 |
シェアパック10(10GB) | 9,500円 |
シェアパック15(15GB) | 12,500円 |
ウルトラシェアパック30(30GB) | 13,500円 |
ウルトラシェアパック50(50GB) | 16,000円 |
ウルトラシェアパック100(100GB) | 25,000円 |
上記の10種類があります。どのプランを選択してもドコモの学割が適用されます。
データSパックからウルトラデータLLパックまでは個人名義で契約するプランで、シェアパックは代表となる名義の第三親等までの家族間でデータ容量を分け合うことができるプランです。
※第三親等は、下図の通りです。
【家族でドコモを利用している場合】
例えば、シェアパック10(10GB)の代表回線を父に設定し、子回線を母・息子・娘に設定することで10GBというデータ容量を家族全員で分け合うことが出来ます。
「子供のデータ通信量は多いけど父・母のデータ通信量は少ない」といった場合、これまで無駄になってしまっていた通信容量を、必要とする家族に分け与えることが出来るため、今までに比べて無駄なく利用できるようになるプランです。
その反面、家族全員がデータ容量を必要とする場合は通信容量の取り合いになってしまうため、シェアパックはあまり向いていません。
1-3.シェアパックの利用条件
シェアパックを利用するには下記の2つ条件があります。
- 同一ファミリー割引グループ内の回線
- 上限回線数は20回線まで
ドコモのファミリー割引で同一グループに設定できるのは第三親等までとされています。
さらに、ファミリー割引の上限回線数が20回線までとされているため、シェアパックの利用条件は必然的に「第三親等まで」「同一シェアパック加入回線数は20回線まで」となります。ドコモの学割が適用される「シェアパックの子回線」となるためには、カケホーダイを初めとする基本料金に「シェアオプション(500円/月)」を支払う必要があるので頭に入れておいてください。
【カケホーダイを利用した場合】
カケホーダイ | spモード | シェアオプション | 学割 | 合計 |
2,700円 | 300円 | 500円 | -1,500円 | 2,000円 |
この時、シェアパックはどの容量であっても学割が適用されます。※シェアパックの子回線で、学割が適用されるのは25歳以下の方のみです。
そして、ドコモの学割が適用となった回線が同一シェアグループ内にいる場合、年齢に関係なくシェアグループ内の回線全てにdポイントが3,000pt付与されます。ポイントを受け取るためには、学割が適用となった方であっても同一シェアグループ内の方であってもdポイントクラブ会員である必要があります。
入会金年会費無料のポイントプログラムです。これに入会することで、ドコモの利用金額やローソン等、dポイント加盟店での買い物の際に貯まったポイントを、ドコモの月額利用料金やdポイント加盟店での支払いに充てることが出来ます。
2.学割の適用条件(利用料金の割引&dポイント進呈の条件)
ドコモの学割は大きく分けて「毎月の利用料金の割引」と「dポイントの進呈」の2種類ですが、それぞれに適用される条件があります。
2-1.毎月の利用料金から1,500円割引(12カ月)の条件
- スマホ向け基本プランの「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」「カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)」「シンプルプラン(スマホ)」のいずれかに加入
- パケットパックのいずれかに加入
- spモードの契約
- 申込時点で、学割を適用したい名義の方が25歳以下であること
上記4つの条件を全て満たすと学割が適用されます。
2-2.dポイント3,000ptが進呈される条件
- シェアグループに加入している「ドコモの学割」適用の方
- 上記1.と同一シェアグループの方
- dポイントクラブ会員である
上記の条件を満たすと、シェアグループ全員にdポイントをひとりにつき3,000ポイントが進呈されます。
ここで忘れてはいけないのが「学割を適用する名義の方が25歳以下であること」という条件です。学割という名称が付く割引サービスですが、条件は学生であるかどうかではなく年齢に依存します。
3.ドコモの学割2018の注意点
ドコモの学割2018を利用する上での注意点を説明していきます。
3-1.「ドコモwith」との併用は不可
このドコモwithは、ドコモの学割と似ていて月額利用料金から1,500円が毎月割引されるというものです。
ですが、学割と違い基本的には期間の制限がありません。適用条件である「ドコモwith対象機種の利用」「ドコモwithの対象料金プランと必須パケットパックの利用」を満たした時に適用される割引サービスで、この条件から外れた時はドコモwithの適用外となります。
対象料金プランと必須パケットパックはどちらもドコモの学割と同じです。
3-2.どちらか一方しか適用されない
ここで注意が必要なのは、25歳以下の方でスマホ利用の契約をしても「学割2018」か「ドコモwith」のどちらか一方しか適用されないという点です。つまり、ドコモwith対象機種を購入してもドコモwithが適用されないケースもあるということです。
ドコモの学割2018を適用させるためにはドコモwithを諦め、ドコモwithを適用させるためにはドコモの学割を諦めなければなりません。
3−3.すでにカケホーダイプランやパケットパックを利用している方は対象外
続いての注意点は、「既にスマホ向けのカケホーダイプランやパケットパックを利用している方は適用されない」という注意点です。ドコモの学割2018の対象となる手続きは、「新規契約(MNPを含む)」「契約変更(FOMA→Xi)」「カケホーダイ&パケあえるという料金プランへのプラン変更」のみです。
そのため、機種変更の際は全ての条件を満たしていても、既にドコモのスマホでカケホーダイプランを契約している方は学割が適用されません。新規契約をするか、ガラケー向けのFOMA契約からスマホ向けのXi契約に変更をするか、以前までのスマホ向け料金プランである「Xiタイプにねん」からカケホーダイやパケットパックが用意された「カケホーダイ&パケあえる」にプラン変更をしなければドコモの学割2018は適用されません。
さらに、FOMAからスマホ向けのXiに契約変更を伴う機種変更をする場合であっても、直近にドコモ販売店でFOMAを購入した時点から18ヶ月以上経過していないと学割の対象にならないという点にも注意が必要です。
つまり、カケホーダイプランで機種変更をしてもドコモの学割2018は適用されないということです。
4.学割を適用した場合、毎月いくらになる?
それでは実際に、ドコモの学割を適用した際の月額スマホ代金をシミュレーションしてみます。
【一人でドコモのスマホを利用する場合】
カケホーダイライトプラン | spモード | データSパック(2GB) | 学割 | 合計 |
1,700円 | 300円 | 3,500円 | -1,500円 | 4,000円 |
となります。スマホから発信した際の5分以内の通話が無料で、データ通信容量が2GBでの利用を想定しています。
【家族(父・母・子)で学割を適用した場合】
カケホーダイライトプラン | spモード | シェアパック5(5GB) | シェアオプション | 学割 | 合計 |
1,700×3 | 300円×3 | 6,500円 | 500円×2 | -1,500円 | 11,100円 |
となります。この時、ご家族全員がdポイントクラブに入会していれば、それぞれに3,000ptが付与されるためドコモの学割適用で合計9,000pt受け取ることが出来ます。
5.安いのは1年だけ?2年目以降の金額は?
ドコモの学割2018が適用されるのは12ヶ月間です。この間は毎月1,500円の割引が適用されますが、2年目に入るとこの1,500円割引はなくなることを覚えておきましょう。
上記の注意点を活用して、この割引を2年目以降も受ける方法を考えると、以前までの料金プラン(Xiタイプにねん)から「カケホーダイ&パケあえる」に契約変更し、学割が終わるタイミングでドコモwith対応端末に機種変更してドコモwithを適用することで学割と同じ1,500円/月の割引を受けるという方法になります。
ですが、この契約を行えるのは既に受付終了となっている「Xiタイプにねん」を契約している25歳以下の方のみとなるため、かなり限定された条件です。
このケース以外でドコモの学割2018を適用した場合、2年目移行は割引が無くなり通常料金に戻りますが、ドコモが行う学割は毎年新しい内容の学割に更新されるため、2年目以降の割引については来年以降の学割に期待しましょう。
ただ、ドコモのスマホユーザーが自宅で使うネット回線はドコモ光が安くてお得だということに変わりはありません。キャッシュバックや通信速度を左右するのはプロバイダです。現時点で、人気があるプロバイダはGMOとくとくBB。ドコモの学割の他にネット回線も考慮されるようであれば以下の関連記事も参考にしてみてください。