「縛りなしWiFi」は最強のモバイルWi-Fiなのか?|契約期間・データ上限に縛りが無いけどデメリットは?
「通信制限に縛りがないWi-Fi」「契約期間に縛りがないWi-Fi」と聞くと多くの人は興味を抱くのではないでしょうか?
「縛りなしWiFi」とはインパクトのある名前ですが、れっきとしたモバイルWi-Fiです。
このサービスは、データ量や最低利用期間、契約期間といった「縛り」が一切排除されています。
デメリットもありますが、「縛りなしWiFi」のサービス内容をチェックして損はありません。
ここでは新しいモバイルWi-Fiのレンタルサービスの「縛りなしWiFi」について解説していきます。
この記事の目次
1.「縛りなしWiFi」の3つの特徴
縛りなしWiFiには以下3つの特徴があります。
- 通信制限なく使い放題
- 初期費用なし
- 契約期間なし
縛りなしWiFiには通信制限がなく、契約するとインターネットが使い放題になります。
端末機器はレンタルでの提供なので、契約するときに初期費用がかかりません。
契約期間もないのでいつ解約しても違約金は発生せず、当月の通信費を支払うだけで済みます。
2.「縛りなしWiFi」の料金プラン
縛りなしWiFiには料金プランが1つしかなく、月額料金が3,300円で使い放題となっています。
契約してから13ヶ月目以降はさらに安くなり、月額2,800円で好きなだけインターネットを利用できます。
一般的には料金が安いのは最初だけですが、縛りなしWiFiの場合は逆で13カ月以降ずっと安くなります。
端末はレンタルでの提供なので、契約する際に費用は発生しません。
レンタルということですので解約する時は返却しなければなりませんが、もし故障したり紛失したりした時のためにオプションとして「安心サポートプラン」が月額500円で加入できます。
縛りなしWiFiのサービス名通りで最低利用期間や契約期間がなく、いつ解約しても違約金は請求されないので安心です。
3.「縛りなしWiFi」の設定方法・使い方
縛りなしWiFiの設定方法は従来のWi-fiやWiMAXを利用する場合と同じです。
WiMAXの端末を利用する場合、下記の手順で設定を行います。
①モバイルWi-Fiのタッチパネルで「情報」をタップしてSSIDとパスワードを確認する
②Wi-Fiに接続したいデバイス側のWi-Fi設定画面を開き、タッチパネルで確認したSSIDを選択する
③タッチパネルで確認したパスワードを入力する
提供される端末によっては、タッチパネルで「かんたん設定」をタップしてSSIDとパスワードする場合があります。
ちなみにソフトバンクの端末を利用する場合、下記の手順で設定を行います。
- モバイルWi-Fiのタッチパネルで「Wi-Fi名」をタップしてSSIDとパスワードを確認する
- Wi-Fiに接続したいデバイス側のWi-Fi設定画面を開き、タッチパネルで確認したSSIDを選択する
- タッチパネルで確認したパスワードを入力する
設定方法はそこまで複雑ではないので、手順通りにすれば簡単に接続できます。
4.「縛りなしWiFi」の速度
縛りなしWiFiでは「WiMAX」か「ソフトバンク」のどちらかの回線を利用できます。
WiMAXはKDDIの子会社であるUQ コミュニケーションズが提供しているサービスですので、au系の回線です。
WiMAXとソフトバンクのどちらも全国の幅広い地域に電波を飛ばしているので、山の中や人混みでも利用できますが、場所や時間帯によって速度は変わります。
理論上の最大速度はWiMAXで440Mbps、ソフトバンクで187.5~612Mbpsですが、ベストエフォート形式なので利用者の口コミ的には20Mbpsが平均値と思ってください。
20Mbpsほどの速度がでれば、動画はスムーズに視聴できます。
5.「縛りなしWiFi」の全体的な情報について
縛りなしWiFiは新たなモバイルWi-Fiのレンタルサービスで、株式会社クーペックスが運営しています。
株式会社クーペックス 会社概要 | |
設立年月日 | 2017年12月14日 |
電話番号 | 0800-600-0209 |
メールアドレス | info@shibarinashi-wifi.jp |
所在地 | 〒143-0026
東京都大田区西馬込1丁目22-19 |
株式会社クーペックスは歴が浅い会社で業界での知名度は低めです。しかし、「毎月3,300円の定額制で使い放題」といった武器で通信業界に参入しました。
縛りなしWiFiはWeb申込みが可能で、最短で翌日にモバイルWi-Fiが家に届くメリットもあります。※営業日などの関係で翌日以降になることもあります。
キャッシュバックなどのキャンペーンは実施されていませんが、利用料金は他社のモバイルWi-Fiよりも安いので魅力的なサービスといえるでしょう。
サービス名 | 月額料金 |
縛りなしWiFi | 1年目:3,300円
2年目:2,800円 |
UQ WiMAX | 4,380円※1 |
Y!mobile(ソフトバンク回線) | 4,380円※2 |
6.「縛りなしWiFi」の3つのデメリット
特徴を見ると縛りなしWiFiは使い勝手が良くお得なサービスだと思えますが、以下3つのデメリットがあるので注意が必要です。
- 端末が届くのが遅い
- 利用する端末を選べない
- クレジットカード決済にしか対応していない
特に「利用する端末を選べない」は大きなデメリットです。
6-1.端末が届くのが遅い
縛りなしWiFiの公式サイトには最短で申し込みの当日に端末を発送すると記載されていますが、ネット上には1週間以上待たされたとの口コミが挙がっています。
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あと、縛りなしWIFIの発送が4月8日だとメールが来ていた。たぶん10日着。申し込みが3/28だった。待った。待ち遠しい。
— イテルギター教室 (@etherf2) 2019年4月7日
人によって端末が届くまでの期間は異なりますが、おおよそ10日ほど遅れています。
縛りなしwifiからようやく発送連絡きた。大体10日ぐらい遅れてるみたいですね
— まさ@ゴルフブロガー (@masa_golf05) 2019年4月7日
10日以上待たされる事例も存在しています。
縛りなしwifi 申し込みから10日経過・・・まだ届かず連絡もなし。。。
— のぼるお (@kudo_akio) 2019年4月6日
縛りなしWiFiは注目度が高いので、現在は申し込みが殺到していて端末の発送が遅れている状況です。
時間が経てば状況は落ち着いていくでしょうが、今から申し込む場合は1週間から10日ほどかかると思っておきましょう。
6-2.利用する端末を選べない
縛りなしWiFiは下記の4種類のモバイルWi-Fiを用意していますが、申し込むときに種類を選べません。
- Speed Wi-Fi NEXT W04
- Speed Wi-Fi NEXT WX05
- Pocket WiFi 603HW
- Pocket WiFi 502HW
上記のモバイルWi-Fiには理論上の通信速度に違いがあるので、どの端末が送られてくるかで通信速度が変わってきます。
「機種別の最大速度」
機種 | 最大速度(下り) |
①Speed Wi-Fi NEXT W04 | 440Mbps |
②Speed Wi-Fi NEXT WX05 | 440Mbps |
③Pocket WiFi 603HW | 612Mbps |
④Pocket WiFi 502HW | 187.5Mbps |
どのモバイルWi-Fi機器が提供されるのかは届いてみないと分かりません。速度制限を受ける条件も変わってきます。
縛りなしWiFiは基本的に使い放題ですが、①か②のモバイルWi-Fiを提供されて3日間に消費したデータ量が10GBになると、翌日の夕方から深夜まで速度制限がかかります。
また、ハイスピードプラスエリアモードを利用すると別途1,005円の費用が請求されるうえに、1ヶ月に利用できるデータ量が7GBまでになるので注意しなければいけません。
③と④のモバイルWi-Fiが提供された場合、1日で3GBを消費した当日は速度制限がかかります。
ただ、例外として、エリア状況によっては、WiMAXかソフトバンクのどちらかの回線は指定できます。(ソフトバンクの電波は届くが、WiMAXの電波は届かない場合など)
端末を受け取ってから自宅がエリア外だと判明すると後の手続きが面倒なので、申し込む前に下記のサイトでエリアを確認しておきましょう。
「WiMAXとソフトバンクのエリア確認ページ」
回線 | URL |
WiMAX | https://www.uqwimax.jp/area/wimax/ |
ソフトバンク | https://www.softbank.jp/mobile/network/area/ |
6-3.クレジットカード決済にしか対応していない
縛りなしWiFiではクレジットカード支払いにしか対応しておらず、口座振替や請求での支払いができません。
クレジットカードを持っていない人にとって、口座振替などが利用できない点は致命的なデメリットです。
憂ちゃんに教えて貰った縛りなしwifi見て良いなぁ…と思ったけど
まさかのクレカ決済😔
クレカ持ってない😭— 莉琉 (@Matcha_usss0126) 2019年3月28日
クレジットカードを持っていない場合、他社のモバイルWi-Fiを使わざるを得ません。
7.まとめ
縛りなしWiFiはあまり知られていない会社が運営していますが、WiMAXやソフトバンクの回線でモバイルWi-Fiを利用できるので品質は良好だといえます。
他社と比べて利用料金が安いうえに使い放題で、契約期間や最低利用期間がないので、解約するときに違約金を気にする必要がないので検討する価値があります。
しかし、利用するモバイルWi-Fiの種類を指定できないデメリットと申込みが現在殺到しているので端末が届くのが遅い(1週間ほど)デメリットを把握してから申込みましょう。