WiMAX2+を半年間、実際に使ってみた感想(エリアや通信速度など)
私がWiMAX2+を契約してから半年が経ちました。
「どのくらい快適に使えるのか」「エリア内であれば確実に電波は届くか」などなど、WiMAX2+に関して気になっている人も多いことでしょう。
今回は私が実際に半年間、WiMAX2+を使用した感想を紹介します。参考にしてもらえれば幸いです。
この記事の目次
私がWiMAX2+を契約した理由
私は外出先で仕事をすることが多く、今まではスマホのテザリングを使って、外出先でパソコンをネットに繋いでいました。
しかし、この方法の場合、スマホのバッテリーを消費してしまうのが難点です。バッテリーが少なくなってしまうため、別にモバイルバッテリーを持ち歩く必要がありました。
また、テザリングに使っていたスマホは格安SIMのものであるため、お昼や夕方に速度が低下してしまうのも大きなデメリットでした。24時間高速で通信できる端末が欲しいと思うことが、よくあったのです。
そこで通信する端末としてWiMAX2+のルーターを契約し、モバイルバッテリーの代わりに持ち歩く事を決めました。
調べてみた分かった、WiMAX2+の種類の多さ
WiMAX2+にはたくさんのプロバイダがあるので、どれを契約しようか迷いました。多額のキャッシュバックがもらえるプロバイダや月額料金が安いプロバイダ、特典としてタブレットなどがもらえるプロバイダなど、内容は様々です。
私はキャッシュバックのシステムを面倒に感じ、またタブレットもすでにiPadを持っていたため、WiMAX2+の総本山であるUQ WiMAXを契約することにしました。
UQ WiMAXは月額料金が4,000円程度に毎月収まっているので、毎月の出費に苦しまなくて済みそうでしたし、キャッシュバックの受取り手順がシンプルという点が決め手です。
WiMAX2+を使ってみた7つの感想
この半年間の私の感想を7つにまとめました。
WiMAX2+を購入する前に下調べをしてから買ったつもりでしたが、やはり実際に使ってみると想定外の部分も出てきました。特に「エリア」と「建物関係」については利用しないと分かりませんからね。
感想①WiMAX2+の通信速度は、エリア内かつ屋外ならとても速かった
WiMAX2+の通信速度は、エリア内でありなおかつ屋外だととても速いです。下り60Mbps程度は出ている印象ですね。
私の場合は屋外でWiMAX2+を使って通信することはあまりありませんが、これだけ速度が速いとなかなか良いのではないでしょうか。
感想②屋内でも部屋の端(窓側)なら電波が届くことがある
WiMAX2+はとても屋内に弱く、家に入って真ん中あたりにあり、周りを壁に囲まれているような部屋だと電波が入ってきません。
しかし屋内でも、窓から外が見える端の方の部屋であれば電波がしっかりと届く場合があります。
もしも自宅で固定回線がわりに契約する場合は、UQ WiMAX2+で「Try WiMAX」を試してみたほうが良いでしょう。
私も実際にこのサービスを利用して、事前に部屋の中に電波が届くか確認した上で契約しました。無料のサービスなので、利用したほうが良いですよ。
感想③地方だとエリア外の場所や圏外になる場所が多くて不便な面もある
WiMAX2+は利用できるエリアが決まっていて、公式サイトの地図から確認できます。
東京などでは基本的に問題ありませんが、地方だとエリア外になる場所がそこそこある印象です。
私は最近引越しをしたのですが、引越し先では自宅付近でもエリア外になっている場所が多く、ちょっと困っています。
地図ではエリア内になっている場所でも実際は電波が届かないことがあり、これもまた不便です。
感想④高さがある建物だと、上の階に行った段階で圏外になる
高さがある建物だと、上に登っていくにつれて電波が悪くなり、最終的には圏外になります。
あるデパートに行った時、4階くらいまでは電波が届いていましたが、8階になると完全に圏外になっていました。
高層マンションに住んでいる方などは、WiMAX2+で通信ができない可能性がありますね。
感想⑤マンションでは電波が届きづらいことがある(3階)
WiMAX2+は、マンションだと電波が届きづらい場合があります。私は現在3階に住んでいて、電波が悪いです。
ただし同じ3階建てでも以前住んでいた別のマンションでは電波が普通に届いていたので、場所によっても違いがあるかもしれません。
感想⑥3日につき10GBの速度制限は引っかかったことがない
無印WiMAX時代には無かった通信量制限。WiMAX2+になり速度が改善されましたが、代わりに3日につき3GB以上通信すると速度制限がかかる仕組みに変更されました。
以前はよくこの制限に引っかかっていましたが、現在では仕様変更が行われ、3日につき10GB通信できるようになる代わりに速度制限後は1Mbpsになりました。
3日につき10GBなら、多くの人は十分その範囲内に通信量を抑えられるでしょう。私も滅多にこれ以上通信することはないと思います。
しかしたまには通信量がこれを超えてしまう可能性もあります。その場合の使用した感覚は、明らかに速度が遅いと感じられ、ストレスが溜まることになるでしょう。
とはいえ速度制限がかかるのは3日間で10GBを超えた翌日の18時から2時となるので、夜に通信しなければそこまで問題はないかもしれません。
感想⑦au回線での通信ができるハイスピードプラスエリアモードは使ったことがない
WiMAX2+で購入できるルーターの中には、au回線で通信できるハイスピードプラスエリアモードを利用できるものもあります。
WiMAX2+で通信できない場所でも、au回線なら通信できる場合があるということで、いざという時に役立つ機能なのですが、1,005円かかること、7GBまでしか通信できないことがイマイチに感じられるので、一度も使ったことがありません。
おそらく無理にこの機能があるルーターを契約する必要はないでしょう。
WiMAX2+はどんな人にオススメ?
WiMAX2+は確かに便利ですが、いざという時に使えないことがあるなど、不便な面も目立ちます。そのため誰にでもオススメすることはできません。
WiMAX2+の購入がオススメなのは、以下のとおり。
- (持ち歩く場合)都市部に住んでいて、自分の行動範囲は全てエリア内
- (自宅で使う場合)自分の家で回線が繋がる確証がある
- 毎日の通信量が多すぎない
これらの条件に当てはまる人ですね。
WiMAX2+の速度については、電波が安定して繋がれば固定回線にも劣らない速さです。しかし安定して通信できるかどうかは、環境に大きく左右されます。
そのため持ち歩くならエリア内であることは前提ですし、自宅で使う場合は壁に囲まれた部屋や高いマンションの上の階のようなWiMAX2+を快適に使えない場所に住んでいないことが必要です。
そして通信量ですが、1日3GB程度に抑えられなければ厳しいです。速度制限後の速度が大幅に遅くなりますので、速度制限が行われる18時〜深夜2時にWiMAX2+で通信をする人は気を付けなければいけません。
ちなみにこの速度制限を逆手に取れば、日中しかWiMAX2+を使わない人にとっては実質使い放題です。夜にWiMAX2+を使わない人にも、WiMAX2+の契約はオススメになりますね。
まとめ
WiMAX2+を実際に半年使っていますが、意外と繋がらないエリアがあります。
繋がりさえすれば快適なのですが、地方に住んでいると繋がらないことも度々あるでしょう。
できるだけ快適な場所に住んでいて、さらに通信量を消費しすぎない人なら、WiMAX2+を便利に使えるでしょう。
私が使っているのはUQ WiMAXというプロバイダです。気になった人はチェックしてみてください。