海外旅行にはイモトのWiFiが便利!空港で受け取り可能&レンタル料金も安い
海外旅行に行く時も、今やネット環境は欠かせませんよね。現地で撮影した写真を送ったり、日本にいる家族や友人とすぐ連絡を取ったりするには、ネットが必須です。
また、ネットが使えなければ、旅先で道に迷うなどのトラブルが起こった時にもどうしていいかわからず、困ってしまいますよね。
結論から言うと、海外旅行にWi-Fiルーターは必須です。そして、そのWi-Fiルーターとして「イモトのWiFi」は良いのか悪いのか、というお話をしていきます。
海外旅行に行く際はレンタルのWi-Fiルーターを用意しておけば、現地でプリペイドSIMカードを購入したり、Wi-Fiスポットを探し回ったりしなくても良いので楽々です。
イモトのWiFiは、海外旅行に使えるレンタルWi-Fiルーターを提供しているサービスです。今回は、イモトのWiFiの特徴や利用時の注意点について解説します。
この記事の目次
イモトのWiFiの運営会社
イモトのWiFiは、エクスコムグローバル株式会社が手がけています。
エクスコムグローバルによる海外向けの「モバイルデータ通信」、いわゆる専用のルーターを使った海外用ポケットWi-Fiのサービスが「イモトのWiFi」です。
エクスコムグローバルは1995年に設立された会社で、国内や海外向けの通信サービスを長年展開してきています。
本社は東京にあり、日本各地の空港に専用のカウンターが展開されているため、Wi-Fiルーターをレンタルした際は空港ですぐに受け取ることができるようになっています。
▲イモトのWiFiの広告を見かけることも多くなった(渋谷駅)▲
レンタルできるルーターで同時に接続できるのは何台まで?
イモトのWiFiのネット回線は、レンタルしたルーターの電源を入れ、スマホやタブレットなどのWi-Fi対応機器から接続することで利用できます。
ルーターは14種類あり、渡航先に合わせた最適なルーターが貸し出されます。
端末によってはそれ以上同時に接続できる場合もありますが、基本的に同時接続台数は「5台」とされています。
つまり、家族や友人同士で旅行に行く際は、基本的に5人までなら1つのルーターを借りれば通信をまかなえることになりますね。
接続するのはiPhoneでもAndroidでも大丈夫です。またパソコンやタブレット、ゲーム機などそのほかの機器でも、Wi-Fiにさえ対応していればレンタルしたルーターに接続できます。
イモトのWiFiの利用料金は?
イモトのWiFiの利用料金は、以下3つの条件で決まります。
- 定額プラン料金:滞在先の国、1日あたりのデータ通信量、通信速度
- オプション料金:端末補償などのオプションサービス(任意)
- 滞在日数:渡航先で滞在する日数
これら3つが決まると利用料金が決まります。また、レンタルサービスであるイモトのWiFiでは、Wi-Fiルーター本体のレンタル料は0円となっています。
定額プラン料金
まず、定額プラン料金についてですが、これは対象となる国や1日あたりの通信量、通信速度によって大きく異なっています。
1日当たりのデータ通信量のプランには主に、
- 通常プラン(直近3日間で400MB)
- 大容量プラン(1日500MB)
- ギガプラン(1日1GB)
これらのバリエーションがあります。なお、国によって、一部のプランのみが提供されている場合もあります。
また、通信速度のプランには、
- 4G/LTE WiFiプラン
- 3G WiFiプラン
の2つのプランが用意されています。4G/LTEは通信速度が最大150Mbpsと非常に速いのが特徴です。
一方の3G WiFiプランは通信速度が最大14.4Mbpsと遅いのですが、4G/LTEよりも通信範囲が広く、料金も安いのが特徴です。
オプション料金
イモトのWiFiでは、オプションサービスも提供しています。
- あんしんパックフル(300円/日):ルーターの盗難や紛失時に全額補償
- エネスマート(250円/日):7,800mAhのモバイル充電池
- 3口電源タップ(180円/日):3台まで充電できる電源タップ。海外のコンセント形状にも対応
特に、弁償代金を補償してくれるあんしんパックフルは、オプションの中でも一番人気のサービスです。加入は任意ですが、万が一のために加入しておいてもアリなサービスと言えます。
滞在日数
日本から出発した日から帰国した日までの日数が滞在日数となります。
料金を見積もる際は、通常だと1日単位で計算されますが、海外に長期で滞在する方は「30日パック(1日500MB、30日間利用可能)」と呼ばれるサービスが利用できます。
渡航先によっては30日パックがない国もありますが、長期的に滞在予定の方は1日単位での契約プランよりもお得になります。
次の項目からは、実際に旅行者の多いアメリカと韓国、イタリア・ドイツ・イギリスを例に料金を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
アメリカ(ハワイを含む)の利用料金
アメリカ本土とハワイの利用料金は以下の通りです。
プラン | 4G/LTE WiFiプラン | 3G WiFiプラン |
大容量プラン (500MB/日) |
1,580円/日 | 980円/日 |
ギガプラン (1GB/日) |
1,880円/日 | 1,280円/日 |
30日パック (500MB) |
28,800円/30日 | 19,200円/30日 |
また、アメリカ以外の複数国に行きたい場合は、世界周遊プランというサービスを利用すれば、対象国ならどこでもWiFi通信が可能になります。
韓国の利用料金
韓国の料金プランは以下の通りです。
プラン | 4G/LTE WiFiプラン | 3G WiFiプラン |
大容量プラン (500MB/日) |
680円/日 | ― |
ギガプラン (1GB/日) |
1,580円/日 | ― |
30日パック (500MB) |
14,200円/30日 | ― |
韓国では、3G WiFiプランが提供されていないのが特徴です。
また、韓国以外のアジア地域も見て回る場合は「アジア周遊プラン」がオススメです。
通常のプランだと韓国専用のWi-Fiルーターが提供され、アジアの他国に行く際は、別のルーターを準備しなければなりません。
しかし、アジア周遊プランを利用すれば、一つのWi-Fiルーターでインターネットへ接続できるため、ルーターの管理や設定が簡単になります。
利用可能国としては、中国を始め、マレーシアやインドネシアなどがあります。※香港・マカオ周遊プランというサービスも利用できます。
イタリア・ドイツ・イギリスの利用料金
プラン | 4G/LTE WiFiプラン | 3G WiFiプラン |
大容量プラン (500MB/日) |
1,580円/日 | 980円/日 |
ギガプラン (1GB/日) |
― | ― |
30日パック (500MB) |
28,000円/30日 | 19,200円/30日 |
アジア同様、ヨーロッパの国を複数回る場合(ギリシアなど)は「ヨーロッパ周遊プラン」と呼ばれるサービスがありますので、そちらを選びましょう。
またこれらの利用料金に加えて、空港や宅配でルーターを受け取る際は受け取り手数料が500円(税抜)かかるので覚えておきましょう。
1日あたりのデータが上限まで到達すると
例えば、30日プランの場合、1日あたり500MBまで使えますが、その後は速度が低下するか、または通信ができなくなるかのどちらかです。※旅行先の国や現地で接続する通信事業者によって対応はバラバラです。
イモトのWiFiの通信速度は速い?遅い?
料金プランで紹介したように、イモトのWiFiでレンタルできるルーターの通信方式は、3G通信と4G/LTE通信の2種類があります。3Gは下り最大14.4Mbpsで、4G/LTEは下り最大150Mbpsで通信可能です。(※無線通信には、「WiMAX」といった通信規格もありますが、イモトのWiFiはauなどの携帯会社が提供する通信規格と同じものが採用されています。)
ただし、これはあくまで最大での速度。イモトのWi-Fi以外も含めて、ネット回線は基本的にベストエフォートのサービスなので、この速度が常に出るわけではありません。
ベストエフォートとは、要するに「努力はするものの、常にその最大速度が出せるわけではない」ということですね。渡航先や時間帯などでも速度は変わってきます。
ネット上で口コミや評判の調査をしてみると、各地でだいたい3〜30Mbps前後の速度は出ている傾向にあります。
しかし、「実際にレンタルするともっと遅かった!」という可能性もゼロではないので、事前にベストエフォートであることについて納得した上でレンタルしましょう。
イモトのWiFiの知っておきたいデメリット
イモトのWiFiには、知っておきたい3つのデメリットがあります。それぞれ詳しくチェックしてみましょう。
1.短期向けなので2週間以上レンタルする場合は高くなる
イモトのWiFiは、基本的に短期の利用に向いたサービスです。
数日程度なら問題ありませんが、2週間以上など長い期間レンタルすると、利用料金はとても高くなってしまうことに注意しましょう。
ただし国によっては30日間の長期割プランが用意されているので、長期滞在をする場合は長期割を活用すれば解決ですね。
2.モバイルWi-Fiはデータ通信のみなので、電話はできない
イモトのWiFiは、モバイルWi-Fiルーターをレンタルできるサービスです。
モバイルWi-Fiルーターでは、データ通信しかできません。つまり日本との音声通話は、イモトのWi-Fiでは無理だということに注意しましょう。
ただし、IP電話(050から始まる番号)アプリやLINE・Skypeといった無料通話アプリは可能です。これらはデータ通信の回線を使った電話サービスであるためバッチリ利用できます。
また、スマホで普段契約しているドコモなどの大手キャリアや格安SIMでも国際電話は使えます。音声通話をする際は契約している回線の国際電話を活用するのも良いでしょう。
3.速度制限、データ制限がある
イモトのWiFiでは、契約したプランによって通信量に上限が設定されています。上限は以下の表の通りです。
プラン | 通信量の上限 |
標準プラン | 400MB/3日 |
大容量プラン | 500MB/日 |
ギガプラン | 1GB/日 |
上限を超えて通信した場合、速度が極端に落ちたり、場合によってはネットへの接続自体ができなくなったりするので、使いすぎには十分注意しましょう。
利用方法や受け取り方、返却の流れは?
イモトのWiFiでルーターをレンタルするには、まずネットから利用の申込を行います。
そして申し込み時に、
- 指定した空港での受け取り
- 宅配
- 東京本社での受け取り
以上3つの中から受取方法を選択します。
空港で受取る場合、イモトのWiFi専用の空港カウンターでおよそ10分〜90分の手続きをすれば、その日のうちにルーターを用意してもらえます。
しかし宅配なら出発2日前の16時まで、東京本社での受け取りなら出発2日前の17時までに申し込まなければ出発前に受け取れないので注意しましょう。※本社の住所は、東京都渋谷区東1-26-20 東京建物東渋谷ビル7階です。
ルーターが含まれるWiFiレンタルセットを受け取ったら、端末の電源を入れるだけですぐにWi-Fiルーターを使ってネットが使えます。
レンタルセットには、無線通信ができるWiFiルーターを始め、海外の電圧(100V~250V)に対応する充電アダプターや各国のコンセント形状に合わせたマルチプラグが同梱されています。
ルーターの背面にSSIDとパスワードが記載されているので、スマホ等の設定画面からこのSSIDに接続しましょう。
なお、スマホでルーターを使う際は、現地で余計な通信を行わないために、スマホの設定アプリから「モバイルデータ通信」機能をオフにしておくことが推奨されています。
返却は、受け取りと同様に宅配、空港、東京本社で返却可能です。空港での返却ならカウンターにある返却BOXにレンタルセットを入れるだけなので、簡単ですね。
まとめ
海外に行く場合、モバイルWi-Fiルーターは今や必需品です。ネットが使えればトラブルもすぐに解決できますし、日本にいる家族や友人とのやりとりも簡単です。
海外でフリーWi-Fiを探して歩き回るというのは大変ですし、なによりセキュリティー上おすすめできません。
その点、海外旅行用のモバイルWiFiのイモトのWiFiは空港でスムーズに受け取り・返却ができ、使い勝手も良いので人気があるというわけなんです。