HTCのスマホってどうなの?評判はいいのか?使い勝手はいいのだろうか【HTCは日立じゃないよ!笑】
HTCのスマホを見かける機会は多いですが、iPhoneやサムスンの陰に隠れてしまって、なかなか「買う」までには至らない…、そんなスマホメーカーです。
メーカーとしての歴史は古く、良く言えば「老舗企業」、悪く言えば「昔の企業」といった感じです。今の若い人からは「HTC」を「日立(ひたち)」の略語と誤認している人がいるほど。。
HTCは日立でしょ
— 卒業しました (@X08_i) 2017年11月21日
とは言いつつ、スマホ自体は品質が高く、魅力も詰まったスマホだということに誤りはありません。この記事では「会社の概要」「主なスマホ」「利用者の口コミ・評判」についてまとめています。
今後のスマホ選びの参考にどうぞ!
この記事の目次
HTCってどんな会社?会社概要
HTCは台湾に本社を構え主にモバイル通信デバイスを手がけているスマホメーカーです(中国語では「宏達国際電子股份有限公司」と表記)。1997年に設立した老舗企業です。日本への上陸は早く、Androidが搭載されたスマホが広く一般化する以前から参入していました(2006年ごろ)。
日本へのモバイル業界参入当初は物理キーとしてQWERTYキーボードを配置してOSにはWindows Mobileを搭載したモデルなどがありました。Androidを搭載したスマホが一般化するようになってからは日本のスマホ市場から影を潜めましたが、格安スマホやSIMフリースマホが日本で流行するようになってから再び日本市場で活躍するようになりました。
現在ではVRヘッドマウントディスプレイを開発・リリースしたことからHTCをVRヘッドマウントディスプレイに特化した企業だと思っている方も多いですが、HTCの主力事業はスマホです。
HTCのスマホは楽天モバイルやOCNモバイルONEなどの格安SIM事業者で取り扱われることが多く、Androidを搭載したスマホの取り扱いは今のところまだキャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)ではありません。
しかしながら、HTCのスマホ端末は見かけることが多く利用者も多いです。利用者も多いという側面から、日本でもSIMフリースマホが広く普及するのと同時にHTCのスマホも広く浸透しているということがわかります。
HTCのスマホの特徴は、「エッジ・センス」といって、スマホを「握る」という動作であらゆるアプリの操作を行えるようになっているという点です。スマホの両端を「握る」だけでカメラのシャッターを切ることができたり、ミュージックアプリの再生や一時停止を行ったりマップの拡大などを行ったりすることもできます。
エッジ・センスが搭載されているスマホはスマホの両端を握るだけであらゆる操作が可能となっていて、冬場に手袋をしたままの状態でもスマホを操作できるように設計されています。HTCはスマホにエッジ・センスのような独自の技術を盛り込んでいて、現在ではSIMフリースマホ業界ではかなり人気の企業となっています。
HTCのスマホ(種類・スペックなど)
それでは、HTCの代表的なスマホについて特徴やスペックをご紹介致します。HTCではハイスペックモデルのスマホからミドルスペックモデルのスマホまで幅広く取り扱っています。そのためあらゆるニーズに応えることに成功しています。
HTCが取り扱っている代表的なスマホとして「HTC U12+」「HTC U11」「HTC U11 life」「HTC X2」があるためそれぞれに分けて特徴やスペックを見ていきましょう。
HTC U12+
初めにご紹介する「HTC U12+」はハイスペックモデルのスマホとして格安SIM事業者で取り扱われている中でも有名なスマホです。
大きな特徴はカメラにあります。というのも、背面に配置されたアウトカメラは約1,200万画素のレンズと約1,600万画素のレンズを搭載したデュアルレンズカメラを採用していて、背景ボケ感を演出することが可能となっています。
さらにフロントカメラもデュアルレンズカメラを採用していて、約800万画素のカメラを2つ搭載しています。そのため、フロントカメラを使ったセルフィーもきれいに撮影できるようになっていて普段からフロントカメラを活用する方にとっては嬉しいカメラ構成となっています。
また「HTC U12+」は音にもこだわりを持って作られています。同梱されている「HTC USonicイヤホン」は環境音のレベルを継続的に検知してすばやく自動的に最適なノイズキャンセリングを行ってくれる「アクティブ・ノイズキャンセリング機能」を搭載しているからです。
スペックは下記のとおり。
HTC U12+ | |
ディスプレイ | 約6インチ WQHD |
CPU | Qualcomm Snapdragon 845 |
メモリ(RAM) | 6GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 128GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:約1,200万画素+1,600万画素
フロントカメラ:約800万画素+約800万画素 |
バッテリー容量 | 3,500mAh |
重量 | 約188g |
HTC 6.0インチ U12+ SIMフリースマートフォン 【日本正規代理店品】 U12-PLUS-BLUE
HTC U11
続いてご紹介する「HTC U11」は、ミドルハイスペックのスマホとして評価が高いです。
「HTC U11」もやはりカメラには力が入れられていて、シングルレンズカメラながらも高い水準のカメラを搭載しています。カメラ性能に関してはカメラ評価機関である「DxOMark」のモバイル端末部門において「90スコア」という世界最高水準の評価を得ることに成功しています。
カメラの主な機能としては「多軸制御光学及び電子手ぶれ補正システム」「高速オートフォーカス機能」がメインとなっていて、光に強いカメラとなっています。また「HDRブースト」という機能を搭載することによって、本来であれば逆光で黒く潰れてしまうような場面も潰れることなくホワイトバランスを拡張してノイズを除去し鮮やかな写真を撮影することが可能です。
また、フロントカメラもシングルレンズカメラという構成ではあるものの約1,600万画素というかなり高い画素数となっています。
スペックも確認しておきましょう。
HTC U11 | |
ディスプレイ | 約5.5インチ Quad HD |
CPU | Qualcomm Snapdragon 835 |
メモリ(RAM) | 4GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 64GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:約1,200万画素
フロントカメラ:約1,600万画素 |
バッテリー容量 | 3,500mAh |
重量 | 約188g |
HTC 5.5インチ U11 SIMフリースマートフォン【日本正規代理店品】 U11-RED
HTC U11 life
「HTC U11 life」は、ミドルスペッククラスのスマホとして格安SIM事業者でも取り扱われています。
楽天モバイルでは本体価格が39,800円となっていて、格安スマホとして購入しやすいモデルのスマホです。仕様としてはIP67等級という高い水準の防水防塵性能を誇っていておサイフケータイにも対応しているという特徴があります。
さらにHTC製のスマホの特徴であるエッジ・センスを搭載していて「握る」という動作であらゆる操作が可能となっています。エッジ・センスに対応しているアプリであればお好きなアプリをエッジ・センスに対応ささせることが出来るようになっていて、操作内容を設定から変更できるようになっています。
HTC U11 lifeの大きな特徴はスマホにAIを搭載しているという点です。HTC独自AIセンス・コンパニオンを搭載していて、アプリの使用状況などを学習してメモリ使用状況が安定してバッテリーが長持ちするように最適化を行います。
それではスペックを見ていきましょう。
HTC U11 life | |
ディスプレイ | 約5.2インチ IPS |
CPU | Qualcomm Snapdragon 630 |
メモリ(RAM) | 4GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 64GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:約1,600万画素
フロントカメラ:約1,600万画素 |
バッテリー容量 | 2,600mAh |
重量 | 約142g |
HTC X2
「HTC X2」は、実はスペック的にはHTC U11 lifeと変わりません。ですがAndroid oneシリーズとしてラインナップされています。Android oneは、以前までGoogleで提供されていたNexusシリーズのように常に最新のAndroidバージョンにOSをアップデートできるという特徴があります。
常に最新のAndroidバージョンにしておけるため、セキュリティ面でかなり信頼できます。Androidに限らずOSのバージョンが古くなることでOSの構造が悪意のあるハッカーに知られOSの脆弱性を狙ったウイルスなどが蔓延します。数年間という長い目で使うスマホは使っている途中でAndroidのバージョンをアップデートできなくなってしまい、セキュリティに不安が残る状態となってしまいます。
ところがHTC X2は最新のAndroidにアップデートすることでセキュリティ面の不安を払拭することが出来ます。HTC U11 lifeと同様にインカメラも1,600万画素という高い画素数を誇っていて、エッジ・センスにも対応しています。
それではスペックをご紹介致します。
HTC X2 | |
ディスプレイ | 約5.2インチ Super LCD 3 Full HD |
CPU | Qualcomm Snapdragon 630 |
メモリ(RAM) | 4GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 64GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:約1,600万画素
フロントカメラ:約1,600万画素 |
バッテリー容量 | 2,600mAh |
重量 | 約142g |
HTCのスマホを使っている人の評判
HTCのスマホを使っている方から寄せられている評判は良い評判が多いです。
特に「カメラ性能が高い」「デザインが良い」という評判や「顔認証の精度が高い」という口コミが目立ちます。
【HTC U12+の良いところ①】
※U11(601HT)との比較①カメラ(デュアルカメラの端末において)
②美しいデザイン
③顔認証
④画面レコーダー(録画)、ロングスクリーンショット
※U11と比較すると大きな違いは感じられないが、細かい所(便利な機能)に手が加えられている。(HUAWEI端末みたい) pic.twitter.com/vmPwnfpPJe
— スマホマホ (@sumahomaho) September 26, 2018
HTC U12+の評価は高く利用している方も多いです。
右が今回買ったLGのisaiの白ロム6800円。左がHTC one。
HTCはシンプルで使いやすい! pic.twitter.com/gXxqEOCQsp— 壱六4 (@hiro4ch) October 2, 2017
HTCのスマホは、エッジ・センスという独自の機能を搭載しつつもシンプルな構造で使いやすいと評判です。シンプルな使い勝手となるため使いやすさはお墨付きのようです。
一昨日、htcスマホでfelicaを利用するアプリが軒並み起動できなくなった。困ってサポートに連絡してみたところいくつか解決方法をもらって、結局「felicaを利用するアプリを全部削除し、インストールし直す」という最後の方法で復旧できた
— Taiyoh Tanaka (@ttaiyoh) October 9, 2018
HTCはサポートが丁寧でしっかりと説明してくれます。
ユーザーの評判にもあるように「困った」に複数の解決策を提案してくれる丁寧に対応してくれるので、安心してHTCのスマホを使用できます。
まとめ
HTCのスマホは、特徴やスペックを見たり格安SIM事業者で取り扱われている本体価格を見たりすると「安くて品質が高いスマホ端末」という印象です。
今回、HTCの代表的なスマホとしてご紹介したスマホのスペックを見てもスペック的に問題はなくストレスフリーでスマホを利用することが出来ます。そのため単に価格の安いスマホではなくコストパフォーマンスに優れたスマホであると言えます。