私が格安SIMにY!mobile(ワイモバイル)を選んだ理由|キャリアメールと通話と速度

さて、今回は格安SIMユーザーである40代男性の方から、格安SIMにY!mobile(ワイモバイル)を選んだ理由を寄稿して頂きました。
1人の利用者のリアルな意見です。これから申込みを検討している人にとっては参考になる部分もあると思うので、ぜひお読みください。
この記事の目次
1.Y!mobile(ワイモバイル)ってどんな格安SIM?
Y!mobile(※以下、「ワイモバイル」と表記)は、他の格安SIMに比べて月額料金がとても高いことが特徴に挙げられます。
例えばIIJmioの音声SIMは3GBで月額1600円から利用できますが、ワイモバイルは1GBしか使えないスマホプランSでも月額2,980円です。新規契約時に適用されるキャンペーンで1年間は月額料金が1000円割引になりますが、それでも1,980円です。
しかし月額料金が高い代わりに、いくつものメリットがワイモバイルにはあります。
例えば、通信速度が格安SIMの中でもトップクラスに速いのがワイモバイルです。キャリアと比べても遜色なく、高速通信が24時間行えます。月額料金は高いものの、その分サービスも充実している格安SIMがワイモバイルなのです。
2.私がどうしてワイモバイルを選んだのか
私がワイモバイルをメインで使う格安SIMに選んだ最大の理由は、ワイモバイルではキャリアメールが使えるからです。キャリアメールが利用できる格安SIMは今のところ、ワイモバイル以外はUQモバイルやmineoくらいしかありません。
UQモバイルは私が使用しているSIMフリーのiPhone7でのキャリアメールの利用に正式に対応していなかったため、ドコモからの乗り換え先にワイモバイルを選びました。
私の家族や知人はまだまだガラケーを使っている人が多いため、キャリアメールが使えない格安SIMをメインにしてしまうと、多くの人にフリーメールの受信許可設定をしてもらわなければいけません。それは面倒だったので、キャリアメールが使える格安SIMを選ぶ必要がありました。
そしてもう一つの理由は、お昼や夕方に出かけることが多いため、これらの時間に速度が落ちてしまう可能性がある格安SIMは避けたかったことです。ワイモバイルはネットにおいて速度の評判がとても良く、おそらく大丈夫だろうと考え契約しました。
3.ワイモバイルを実際にしばらく使ってみて感じたメリット
二か月ほど実際に使ってみて感じてワイモバイルのメリットを挙げていきます。
・通信速度は確かに快適
ワイモバイルの通信速度は、評判通りでした。昼でも夜でも快適に使えます。他の格安SIMもタブレットなどで使ったことはあるのですが、ワイモバイルの速度は十分に速いです。使っていて速度に不満を覚えることは今まで一度もなく、満足しています。
・キャリアメールも、問題なくiPhone7で利用できる
ワイモバイルで使えるキャリアメールも、問題なくiPhone7で利用できています。キャリアメールはメッセージアプリで設定すれば、すぐに利用できるようになりました。
最近は減ってきていますが、キャリアメールでしか登録できないサイトもいくつかあります。ワイモバイルならキャリアメールが使えるので、安心してそういったサイトで会員登録できますね。
・10分間の無料通話が便利で、気軽に電話ができる
ワイモバイルでは、10分以内であれば月300回まで、無料で電話をかけることができます。300回も電話をかけることは絶対にないので、ほぼかけ放題として使えています。
10分以上の長電話をすることもないので、通話料はほとんど発生したことがありません。ある会社に電話した際にナビダイヤルとして繋がったときにのみ、通話料が発生しました。再配達の依頼や家族への連絡などで気軽に電話できるのは、ワイモバイルのメリットですね。
4.使用したうえで感じた、ワイモバイルのデメリット
ワイモバイルの使い勝手に満足しているものの、デメリットだと感じる部分もありました。
・月額料金は、やはり高い
ワイモバイルの月額料金は、やはり高いです。私は月3GB通信できるスマホプランMを契約しているのですが、月額2980円かかっています。さらにこれは1年目にのみ適用される割引込みでの料金で、来年は3980円と高価になってしまうのが困りものです。
価格に見合ったサービス内容ですが、高いのはやはりデメリットに挙げられると感じました。安さを重視するなら、他の格安SIMを選んだ方が良いでしょう。
・ソフトバンクの電波が受信しづらい場所がある
ソフトバンクの回線が使われているワイモバイル回線。昔に比べるとしっかりと電波が繋がるようになりましたが、それでもまだ、ソフトバンクの電波が受信しづらい場所があります。
地下だったり高いところだったりすると、圏外になってしまうことがあるのはデメリットに挙げられますね。
・キャリアメールを他の端末で使えないのは不便
ワイモバイルのキャリアメールは、ワイモバイルの契約しているSIMを挿した端末でしか使えません。
ドコモメールはマルチデバイス設定をすることで、SIMカードを挿していない端末、例えばタブレットやパソコンでも送受信ができました。ワイモバイルではそれができないので、ちょっと不便に思えます。
5.ワイモバイルで改善して欲しいポイント
もし、改善したなら、さらに使いやすいだろうと思うポイントを挙げていきます。
・ソフトバンク端末をワイモバイルのSIMで使えるようにして欲しい
ワイモバイルは、ソフトバンクが運営しています。しかしワイモバイルとソフトバンクはあくまで別の回線扱いになっているため、SIMロックも別々です。
ソフトバンクのSIMロックがかかったスマートフォンをワイモバイルのSIMで使えないのは、残念な仕様ですね。
もしもワイモバイルのSIMでソフトバンク端末が使えれば、新しくワイモバイルでスマホを買ったりSIMフリー端末を用意したりしなくて済むので、もっと多くの人がワイモバイルを使えるようになるでしょう。
ソフトバンク端末をワイモバイルのSIMで使えるように、今後改善してくれれば嬉しいですね。
・ソフトバンクからの乗り換えだと月額料金が1000円高くなる
ワイモバイルは、ソフトバンクからの乗り換えだと標準で適用されるはずの「スマホプラン割引」が適用されないため、月額料金が1000円高くなります。
これもSIMロックが別々なことと同様に、イマイチな仕様ですね。
・購入できるスマホ端末が極端に少ない
ワイモバイルではスマホをセット購入できますが、種類が少ないです。キャリアのように最新のiPhoneやXperiaなどを選べないのは残念ですね。
もっとセット購入できるスマホが多ければ、ワイモバイルはより魅力的になるでしょう。
6.ワイモバイルは、どんな人におすすめ?
以上、ワイモバイルに対する私の感想を述べてきました。私の経験をもとに、どんな人がワイモバイルに向いているのかを考えてみたので参考にして頂けたらと思います。
・通話をすることが多い人におすすめ
ワイモバイルは、10分以内の通話が300回までと制限がありましたが、現在では回数制限もなくなり、10分以内の通話は全てかけ放題になっています。
通話を全然しない人からするとあまり意味がありませんが、通話が多い人はとても助かりますよね。
10分もあれば、よほど無駄話をして脱線しない限りは全ての用件を相手に伝えられるでしょう。通話が多い人には、ワイモバイルがおすすめです。
・外でデータ通信することが多い人におすすめ
多くの格安SIMは、お昼や夜に通信速度が下がってしまうデメリットを抱えています。格安SIM共通の悩みです。学生や会社員の方は、ちょうどお昼休憩になってスマホを使える時間帯に速度が落ちてしまうことになりますよね。
学生や会社員など外で通信することが多い方は、他の格安SIMに乗り換えるよりも、ワイモバイルを選んだ方がスマホを快適に使えます。