かけ放題が可能な格安SIMをガッツリ比較!定額通話で節約しよう♪
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるにあたり、比較の材料になるのが「かけ放題」です。かけ放題とは、定額を支払えば何回(何分)でも電話をかけることのできるサービスのこと。
もともとは、auやドコモが打ち出したサービスなのですが、ユーザーに人気があるため格安SIMでも取り入れる業者が多くなってきました。
この記事では、かけ放題を利用できる格安SIMをピックアップし比較しています。人気どころの格安SIMだけを厳選して紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
「LINEがあるから大丈夫」とは言っても、やはり電話は必要
いくら無料で使えるLINEやFacebookで代用できるとは言っても、やはり電話回線は必要です。特に、大学生や社会人ともなるとバイトや仕事で必要になるときがあります。
かけ放題というサービスを格安SIM各社が取り入れているのには、ユーザーのニーズがあるからなのです。今では、かけ放題が使えるかどうかで格安SIMをどれにするか決めていることも事実ですからね。
また、かけ放題に入らなければ、30秒につき20円程度の通話料金が発生するため、電話をかける回数や分数によって支払額が大きく変わってしまいます。
「かけ放題」と一言に言っても、色んなタイプがあります。例えば「5分以内の通話が無制限」や「決められた時間内であれば何回でも可能」といったようにユーザーの性質に合ったタイプを選ぶことができます。※かけ放題で通話する場合、専用のアプリのダウンロードが必要となります。
10分以内の「かけ放題」
最近のかけ放題プランは、「10分かけ放題」が主流になってきていて、「mineo」「LINEモバイル」「OCNモバイルONE」「nuroモバイル」「DMM mobile」「NifMo」「イオンモバイル」などたくさんの選択肢の中から格安SIMを選べます。各社、800〜880円の料金設定となっています。
mineo
- 月額料金:850円
- 専用アプリ:mineoでんわ
mineoでは、他に通話定額(30分/月、60分/月)のオプションもあるのですが、料金が少し割高になってしまうので、人によって向き不向きがあります。他にも、フリータンクやパケットシェアなど多彩なサービスが目白押し。
LINEモバイル
- 月額料金:880円
- 専用アプリ:いつでも電話
3種類のシンプルなプランとカウントフリーがついてることで人気も高いLINEモバイル。格安SIMの中で通信速度が安定していると評判も良いのでおすすめです。
OCNモバイルONE
- 月額料金:850円
- 専用アプリ:OCNでんわ
OCNモバイルONEは、10分かけ放題のほかに、「トップ3かけ放題(850円/月)」と「かけ放題ダブル(1,300円/月)」というプランもあります。トップ3かけ放題は、国内通話料上位3番号への通話が無制限でかけ放題になり、かけ放題ダブルは、10分かけ放題とトップ3かけ放題が一緒になったお得なプランです。
OCNモバイルONEはドコモ回線の格安SIMで、通常のプランの他に110MB/日コースなど1日ごとの通信量が決まっているプランもあることが特徴です。
nuroモバイル
- 月額料金:800円
- 専用アプリ:nuroモバイルでんわ
10分かけ放題で月額料金が1番安いのは、nuroモバイルです。翌月のプラン容量から前借りする「データ前借り」やドコモ回線同士、ソフトバンク回線同士でその月に余る予定のパケットをプレゼントできる「パケットギフト」など他社にないプランがあるのも魅力です。
DMM mobile
- 月額料金:850円
- 専用アプリ:DMMトーク
通常のプランに加えて、月の通信量をシェアできるプランもあります。また、月額250円でSNSフリー(LINE/ Facebook/Twitter/ Instagramなど)のSNSが通信量0で使えるカウントフリーなど自分に合ったプランを選ぶことができます。
全プラン業界最安値クラスなので安く使いたいならDMM。
NifMo
- 月額料金:830円
- 専用アプリ:NifMo 半額ダイヤルアプリ
NifMoは3・7・13GBのプランが展開されていて、3GB以外は他のMVNOに比べて月額料金に対しての通信量が多いことが特徴です。スマホで動画を見たり音楽を聴いたりすることが多いなら、NifMoがお勧めとなるでしょう。
イオンモバイル
- 月額料金:850円
- 専用アプリ:イオンでんわ
イオンモバイルは、全国のイオンで申し込みができるのでスタッフに直接会って説明を聞いたりできます。また、実際に端末をさわって試せるものいいですね。
5分以内の「かけ放題」
通話時間が5分以内に収まるのであれば、「楽天モバイル」「UQモバイル」「b-mobile(ソフトバンク回線)」「TONEモバイル」が提供しています。
楽天モバイル
- 月額料金:850円
- 月額料金(スーパーホーダイ):プランS(2GB)2,980円/プランM(6GB)3,980円/プランL(14GB)5,980円
- 専用アプリ:楽天でんわ
楽天モバイルは、オプションでかけ放題をつけるプランと、スーパーホーダイ(通信速度最大1Mbps使い放題+5分かけ放題)のプランがあります。最近では、10分かけ放題のプランで月額850円というところも多いので、楽天モバイルの5分かけ放題は安いとは言えません。
しかし、楽天モバイルはキャンペーンでSIMフリースマホを安くでセット購入できたり、毎月の支払いで楽天ポイントが貯まるのも魅力です。
UQモバイル
- 月額料金:プランS(2GB)1,980円/プランM(2GB)2,980円/プランL(14GB)4,980円
- 専用アプリ:なし
UQモバイルは、プランを選ぶときにおしゃべりプラン(5分かけ放題)とぴったりプラン(60分/月・120分/月・180分/月)のどちらかを選択します。料金は同じでどちらも月額料金込みのなのでオプションでつける必要はありません。
また、UQ家族割で2台目以降の月額料金が500円引きになるので、家族でUQモバイルを使うとお得になります。
b-mobile(ソフトバンク回線)
- 月額料金:500円
- 専用アプリ:b-mobile電話アプリ
b-mobileは、ドコモ回線とソフトバンク回線がありますが、5分かけ放題が利用できるのはソフトバンク回線です。5分以内の通話であれば何度かけても月額500円なのでソフトバンク回線の人は毎月の料金を抑えることができます。
TONEモバイル
- 月額料金:750円
- 専用アプリ:090アプリのインストール後、「090電話かけ放題オプション」の設定をすると通常の「電話」アプリでかけ放題になります。
5分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題ですが、5分を超えたときの通話料が、他社は10円/30秒というのがほとんどなのに対して、TONEモバイルは18円/30秒と少し高めの設定となっています。また、090電話かけ放題オプションを使用するには別途090音声オプション(950円/月)の契約が必要となります。利用できる機種もTONE m15・TONE m17と限られています。
3分以内の「かけ放題」
3分かけ放題を契約できるのは「BIGLOBEモバイル」と「b-mobile(ドコモ回線)」です。3分以上通話すると通話料金が発生するので注意が必要ですが、あまり長い時間電話をしないのであればこちらを選ぶのも良いでしょう。
BIGLOBEモバイル
- 月額料金:650円
- 専用アプリ:BIGLOBEでんわ
3分かけ放題の他に、「60分定額通話」も同じ月額650円で契約できます。60分定額通話とは、1ヶ月に通話する時間が60分以内なら何回でもかけ放題というプラン。「3分」でも「60分」でも同じ650円ということで、BIGLOBEモバイルはオススメです。
b-mobile(ドコモ回線)
- 月額料金:500円
- 専用アプリ:b-mobile電話アプリ
b-mobile(ドコモ回線)は、3分かけ放題ですが1日に50回までと回数が決まっています。回数は決まっていますが、月額料金も安く50回もかけられるので十分使える内容となっています。
【番外編】家族との通話が長いならIIJmioがおすすめ
ドコモ・au回線が選べるMVNOのIIJmioは、
- 誰とでも3分、家族と10分
- 誰とでも10分、家族と30分
こういったタイプのかけ放題を展開しています。それぞれ月額料金は600円と830円です。
家族で格安SIMに乗り換えるなら、IIJmioを選べば通話料金を定額の範囲内に抑えられるでしょう。これ以上長く通話するならLINE通話を使うなどして対策すれば良いですね。
なお、IIJmioからIIJmioを利用していない家族に発信した時は10〜30分のかけ放題にはならないので注意しましょう(その場合は3分または10分)。IIJmioではシェアSIMも使えるので、家族で通信量をシェアすれば通話料に加えて月額料金も割安になりますね。
かけ放題には「IP電話」と「090から始まる電話」の2パターンがある
IP電話のデメリット
IP電話は0120や0570から始まる電話番号に電話がかけられません。また、インターネット回線を使用したサービスなので従来の電話回線に比べ通話品質が劣ります。
他にも色々とデメリットが多いIP電話ですが(もちろんメリットもありますが)、かけ放題で利用するならIP電話は避けたほうがいいです。
電話番号を050と090または080の番号2つを持っている場合、090または080から電話をかけるとかけ放題にはならないので注意が必要です。
かけ放題がIP電話になる格安SIM
かけ放題をIP電話で使える格安SIMは、「イオンモバイル」と「TONEモバイル」です。
イオンモバイル
- 月額料金:1,500円
- 専用アプリ:050IP電話アプリ
通常のかけ放題の他に「050かけ放題」というのがあります。これは、IP電話サービスを利用して24時間無制限で国内通話がかけ放題になります。ただし、1回あたりの通話が300分を超えると一旦通話が切断されてしまい、再度かけ直さなければいけません。
TONEモバイル
- 月額料金:500円
- 専用アプリ:IP電話アプリ
TONEモバイルは、TONEのIP電話同士や一部提携先の050番号との間では無料で通話できますが、その他一般の固定電話や携帯電話と通話する場合「IP電話かけ放題10分」とを使うとお得になります。
Y!mobileに注意!実は料金が高くなってしまう!
Y!mobile(ワイモバイル)では、通常のプランを契約すればそれだけで10分かけ放題を無制限で利用できます。かつては月300回までの制限がありましたが、今は制限が撤廃されています。
Y!mobileは大手キャリアと格安SIMの真ん中
Y!mobileは、24時間いつでも高速通信が可能な格安SIMで、月額料金は高額ですがサービスは充実しています。
Y!mobileはキャリアメールも使えますし、初めての格安SIMとしてはおすすめですね。Y!mobileを2年間使ってみて、他社に移るのも良いでしょう。
普通に使うと月額料金は6,980〜7,980円
Y!mobileでは、通常のプランで10分かけ放題が使えるわけですが、これに加えて実は月額1,000円で「スーパーだれとでも定額」という完全なかけ放題も利用できます。
長電話をすることが多いなら、事前にかけ放題にしておけばいくらでも発信できるので助かりますね。とは言え、かけ放題を適用すると、1GBプランであるスマホプランSでも月額2,980〜3,980円と高額になってしまいます。
もし、7GBのスマホプランLでかけ放題を適用すると月額6,980〜7,980円です。これはかなり高額ですよね。大手キャリアともそれほど差がありませんので月額料金の増額については、よく検討した方が良いでしょう。
まとめ
かけ放題には「3分以内かけ放題」「5分以内かけ放題」「10分以内かけ放題」「ひと月60分以内かけ放題」の4種類があることが分かりました。
契約者数が多いのは「10分以内かけ放題」です。
電話は時々かけるけど、実際には何分通話しているのか分からないという人も多いですが、大体の人は10分以内で十分です。もし、迷われている方がいればこちらをオススメします。