四国電力系列の格安SIM「Fiimo(フィーモ)」の評判を調査してみた|料金は安いけど速度が遅いって本当なの?
Fiimo(フィーモ)は、ウルトラマンをイメージキャラクターとして展開している格安SIMです。
Fiimoは、「ドコモ回線」と「au回線」を選んで契約でき、10分かけ放題の存在や回線が2種類あることなどの特徴を持っています。
今回は、Fiimoの特徴や評判について解説します。格安SIMの契約を検討している方は、参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
Fiimo(フィーモ)とはどんな格安SIM?
Fiimoは、香川県に本社がある電気通信事業を行っている会社・ST Netが手がける格安SIMです。
ST Netは昭和59年に設立されており、四国電力の子会社です。ST Netは、四国においてピカラ光というインターネット回線サービスも展開しています。
つまり、Fiimoは通信系の大手会社が手がける格安SIMというわけです。四国電力の子会社と言っても、四国だけに限定されたサービスではないので、日本全国で申し込めます。
ちなみに、四国電力のインターネット回線といえばピカラ光ですね(関連記事、参照)。
Fiimoの料金プランは3種類
Fiimoは、一言で説明すると月額料金が安いことが特徴で、提供されているプランは3種類とシンプルです。
データ通信タイプ | データ通信(SMS機能付きタイプ) | 音声&データ通信タイプ | |
3GB | 900円 | 1,050円 | 1,600円 |
6GB | 1,600円 | 1,750円 | 2,300円 |
10GB | 2,650円 | 2,800円 | 3,350円 |
シンプルでわかりやすいのはメリットですが、言い換えれば10GBよりも大きい大容量プランや3GB未満の小容量プランがないことに注意が必要ですね。
なお、Fiimoにはドコモ回線の「Dプラン」と、au回線の「Aプラン」がありますが、月額料金はそれぞれ共通しているため変わりません。
たびたびキャンペーンを展開している
Fiimoは、新規契約者向けのキャンペーン展開に積極的なことも特徴として挙げられます。
現在は、2018年6月1日から2019年1月21日まで「ダダもよろこビックリキャンペーン」が展開されており、音声&データ通信タイプ契約時に月額料金が6ヶ月間500円(税抜)引きになります。
ただし、データ通信タイプ・データ通信(SMS機能付き)タイプは、キャンペーンの対象外となります。また、キャンペーンの適用は利用開始月の翌月からとなります。
Fiimoをよりお得に契約したい場合は、キャンペーンを活用するのがおすすめですね。
10分かけ放題がお得。その他にも通話サービスが充実
Fiimoでは、電話をかける際に通常30秒20円の通話料金がかかります。そのため頻繁に通話をする人は、むしろドコモなどの大手キャリアと契約するよりも割高になる可能性があります。
しかし、Fiimoでは対策として、10分かけ放題のオプションを月額850円(税抜)で提供しています。
オプションの10分かけ放題・通話定額もある
「Fiimoおトクでんわ10分かけ放題」を契約し、専用アプリ「0037ダイヤラー」を通して発信すれば、10分以内の通話は定額の範囲内となるので安心ですね。
また、その他にも最大30分間の通話(600円分)が定額となる「Fiimoおトクでんわ30(500円/月)」や最大45分間(900円分)通話可能な「Fiimoおトクでんわ45(750円/月)」も存在します。
LINE等のアプリを併用し、通信費を削減しよう
Fiimoに乗り換えてからも電話をする機会が多い人は、利用頻度に合わせてこれら3種類の中からオプションを選び契約すると良いでしょう。
また、IP電話アプリやLINE等の無料通話アプリを活用して通話料金を削減するのも良いですね。とくに10分以上の長電話なら、LINE等を使って通話すれば通話料金を大幅に削減できます。
au回線、ドコモ回線どちらにも対応している
Fiimoは、au回線とドコモ回線の両方に対応しています。契約時にどちらかの回線を選んで契約する仕組みですね。2つの回線を選べるメリットは、それだけ対応する端末が多くなることです。
ドコモ回線のDプランなら、ドコモで販売されていた端末や様々なSIMフリー端末で利用できますし、au回線のAプランは、auで販売された端末や対応するSIMフリー端末で利用可能です。
Fiimoは、契約時に対応するSIMフリー端末をセット購入することもできますが、わざわざ端末を同時に購入しなくても、ドコモやauのスマートフォンがあるならそれを使い回せます。
多くのスマホ利用者が端末購入の費用を抑えつつ乗り換えられるのは、Fiimoの優れたポイントですね。
Fiimoは動作確認済み端末が豊富、iPhoneでも利用できる
Fiimoではドコモ端末とau端末、そして様々なSIMフリー端末を使えますが、本当に自分の所有する端末がFiimoで使えるのかどうか心配になるかもしれません。
しかし心配は無用です。なぜなら、Fiimo公式サイトには動作確認済み端末のリストがあり、自分の所有する端末がFiimoで問題なく使えるかどうか確認できるからです。
動作対象外だった場合はFiimo契約時にSIMフリー端末をセット購入、動作確認済みならそのまま端末を使い回すようにすれば大丈夫ですよ。
Fiimoの口コミ&評判はどうか
Fiimoの口コミを、TwitterなどのSNSやブログ等で調査してみました。
Fiimoの月額料金は概ね好評
Fiimo開通して最安で最大の恩恵を受けながら来月迎えられるかと思ったら、現在サーバーメンテ中(´・_・`)
— スケープグラファー (@Scapegrapher) 2016年2月28日
まず料金面での口コミは、全体的に好評ですね。安いと評判です。
特にキャンペーン期間中は、割引によりさらに月額料金が安くなるために需要が高まる傾向にあります。
速度に関しては賛否両論。最近はどちらかというと不評
しかしFiimoの速度低下はつらくなってきた
— 38くん (@38takun) 2017年6月27日
Fiimoは、ドコモやauから回線帯域の一部を借りて運営している格安SIMです。そのため回線の混雑時は通信速度が低下する傾向にあります。
そしてここ1年(2016~2017年)の傾向としては、「遅い」「遅くなった」という意見が多くなってきています。
特に平日の12~13時頃は速度が遅く、使い勝手が悪いといわれがちですね。
理由として考えられるのは、それだけFiimoの利用者が増えていて、回線設備の増強などが追いついていないからでしょう。
Fiimoを契約する際は、通信や通話面での「料金の安さ」はともかく、通信速度に関する満足度はあまり期待しすぎないように注意した方が良いですね。
ピカラ光とのセット割が無いのも評判が悪い
Fiimoもピカラ光も提供会社が同じSTNet(四国電力系)なのですが、どういったわけかセット割がありません。
スマホとネットを同じ会社にすると、セット割が適用されることは今の日本ではほぼ常識です(auスマホとauひかり、eo光とmineo、ビッグローブ光とビッグローブSIMなど)。
セット割が無いので、ピカラ光を契約していても、Fiimoを選ぶメリットはそこまで無いので、その点が評判を落としているようです。
まとめ
Fiimoはドコモ回線とau回線を選んで契約できる格安SIMで、データ通信や音声通話を安く利用できることが魅力です。
通信速度についてはあまり評判も良くないので注意が必要ですが、キャンペーンなども活用しつつ、スマホを安く使いたい人は検討してみてもいいでしょう。
fiimo解約してLINEモバイルにしようかと考えてる。一時期fiimoマシになってたけど最近またひどい。
— BAN (@mernao) 2017年5月12日
ちなみに現在、全国的に人気の評判が高い格安SIMはLINEモバイルです。速度も料金プランも選択肢が多く、あらゆる層のニーズに応えています。