インターリンクの格安SIMは固定IPが使えるけど、それ以外で選ぶメリットはあるのか?
インターリンクの格安SIMの料金や各種サービスに関する内容を掲載しています。
今回、紹介するインターリンクの特徴は「固定IPを利用できること」ですが、その特徴がお客さんにとってどのようなメリットがあるのでしょうか?それではチェックしていきましょう!
この記事の目次
インターリンクの会社概要(主な事業や所在地など)
東京都千代田区九段北にあるインターリンク株式会社は、ITの総合プロデュース企業です。提供したサービスに関しては、提供後の運用や保守にまで責任を持ち、提供後のサービスまで考慮した上で設計をしています。この万全のサポート体制はインターリンクの特徴でもあるのです。
主な事業内容は、ITサービス事業・WEBサービス事業・セールスプロモーション事業・アウトソーシング事業・モバイル事業など。
WEBサイト開発と運用、アプリ開発と運用、キャンペーンサイト・コーポレートサイト・メディアサイトの開発、オープンソースカスタマイズ、システム移行・セキュリティネットワーク構築など様々な内容を手掛けています。また、「構築のみ」「保守のみ」といった要望にも対応しています。
ですので、インターリンクはモバイル事業(格安SIM)の会社というよりはIT・システム系といった側面が強い会社ということになります。
格安SIMインターリンクの料金&速度
使用しなかったデータ残量は翌月末までは自動で繰り越しが可能です。しかし、翌々月へは繰り越しが出来ない点には注意が必要。繰り越し量はサイトの「マイメニュー」で確認が出来ます。
データ専用プラン | 月額料金 |
使い放題プラン | 1,080円 |
1GBプラン | 1,458円 |
3GBプラン | 1,728円 |
7GBプラン | 2,538円 |
10GBプラン | 3,132円 |
それぞれの月額料金は上記の図のとおりですが、データを使い過ぎてしまうと速度制限にかかってしまうこともあるので注意しておきましょう。
ちなみに、インターリンクの格安SIMは、音声通話SIMは対応していないので、データ専用SIMしかありません。
使い放題プラン
使い放題プランは、データ通信量に関わらず上下最大128kbpsの速度で使い放題できます。このプランは速度自体は速くないものの、速度制限なしで使えるのがポイントです。
1GBプラン・3GBプラン
1GBプランと3GBプランは、どちらとも下り最大150Mbps・上り最大50Mbpsの速度ですが、直近3日間のデータ使用量が合計366MBを超えると翌日(1:00~25:00)の通信速度は上限200kbpsと通信速度制限がかかります。
速度制限にかからないようにする際には、サイト上のマイメニューに高速データ通信のON・OFF切り替え機能があるので利用しましょう。
7GBプラン
月額2,538円でデータ通信量7GBまで利用可能なこのプランは、直近3日で1.2GBを超えると速度制限にかかります。
※制限時の速度は上下最大で200kbps。こちらも高速データ通信のON・OFF機能はあります。
10GBプラン
3,132円でデータ通信量10GBまで高速通信できる10GBプランは下り最大150Mbps・上り最大50Mbpsです。
※「使い放題プラン」以外は「下り最大150Mbps・上り最大50Mbps」は共通。
直近3日1.5GB超で通信速度制限があります。こちらのプランも10GB以降は上下最大200kbpsになります。
初期費用&各種オプション
すべてのプランで初期費用3,240円が必要となりますが、インターリンクで10年以上サービス契約を行っている場合は、初期費用が無料になります。
SMS
次にオプションの説明をしていきます。まずはオプションとして付ける方も多い、定番の「SMS(ショートメールサービス)」は月額151円です。
このサービスは、契約後には追加や削除が出来ないため、申し込むのであれば契約時となります。このSMSデータ通信料金のみ、従量料金という括りになるため、約3ヶ月後に確定と請求が行われます。
24時間速度制限解除クーポン
24時間速度制限解除クーポンというインターリンクの格安SIM独自の追加オプションもあります。このクーポンは、プランに応じて決められた通信料を超えて速度制限がかかった場合に、クーポン購入から24時間は速度制限が解除されるというもの。
1枚540円で追加が可能、早急に速度制限を解除したいビジネスシーンで活躍しそうです。購入数の制限もないため、便利に使えるオプションとして評判も良いようですね。
その他のオプション
その他にも豊富なサポートサービスが沢山用意されています。SIMカードを無くしてしまった場合や、故障してしまった場合の、SIMカードサイズ変更が可能です。料金は1回3,240円ですが、このサービスを利用すると電話番号は変わってしまう点に注意をしましょう。
途中で月額プランを変更したいと思った場合、即日プランの変更が出来るサービスも。プラン変更は月に1度まで、料金は1回1,620円です。
インターリンクの格安SIMに申し込みをした場合、使用開始月に請求される内容は初期費用・オプションサービスのSMS通信料金のみ料金となります。その次の月から、プランごとの月額利用料金が追加されます。また、使用開始月に退会する場合には、請求額に月額プランの料金も加算されます。
インターリンクはワイヤレスゲートWi-Fiを利用している
ワイヤレスゲートWi-Fiとは、主に人が集まる全国の無線LANスポットで、簡単に接続が出来るサービスを指します。駅や空港、ファストフードなど現在約40,000カ所で無線LANを利用してインターネットサービスを利用することが可能となっています。
インターリンクの格安SIMは、NTTドコモの回線を使用することで、ワイヤレスゲートWi-Fiでの通信に対応しているのです。
インターリンクの固定IPは評判が高い
インターリンクの格安SIMは固定IPアドレスが付与されることでも有名です。
インターリンクの格安SIM、固定IP付いてるのか…それはいいな
— ゆうすけ (@ysk279) 2016年10月4日
インターリンクはもともと、固定IPに強みを持っている企業でしたので、格安SIMを販売するにあたってもその強みが引き継がれているというわけなのです。
固定IPだと何が良いのか?どんなメリットがあるの?
アクセス制限など、セキュリティ対策といったメリットがあります。
- ログイン履歴が把握しやすいので、不正ログインを見つけやすい
- サーバーの構築ができ、ウェブサイトを公開できる
- 訪問先のサイトによっては「固定IPのみ」の場合がある
などですが、個人だけではなく企業単位での利用も薦めています。
とは言いつつ、個人に固定IPは必要ではない
インターリンクは大々的に固定IPを宣伝していますが、多くのスマートフォン利用者にとって固定IPにメリットが感じられず、需要が少ないということも事実です。
しかし、モバイルで固定IPの使用が可能なのはインターリンクの格安SIMのみです。もしも自分にとって必要なサービスである場合、他に比較対象や選択肢はありません。インターリンクの格安SIMを選択する他にありません。
企業としては必要なケースも多い
一般的に有料オプションとして固定IPアドレスに出来るものはあるのですが、ほとんどが動的IPアドレスとなります。インターリンクの格安SIMは、オプションではなく固定IPアドレスが使用可能であることは使い勝手が良いと言えるでしょう。
これは、特に会社内の共有ネットワークへのアクセスは、特定のIPアドレスからのみ許可出来るようにしたいという場合に役立ちます。端末が固定IPアドレスであれば、面倒なオプションはなく実現可能なのです。
契約上固定IPアドレスが必要になりそうなのだが、格安simでも固定IPアドレスは取れる。法人契約のmineoでもできるけど、インターリンクLTE SIMも手っ取り早くて良さそうだ。
— 杉本和也@有機トマト農家 (@sugimotokazuya) 2017年5月11日
この様に、個人利用者向けというよりは法人向けとして評判が良いのではと考えられるインターリンクの格安SIM。固定IPアドレスをオプションで利用できる他社と比較しても、月額料金は安いです。プランのバリエーションも多いことが良い点でしょう。
社員にスマートフォンを配布する場合、月々の利用料金は意識してしまうところです。しかし、インターリンクの格安SIMであればコスト削減にも一役かってくれそうですね。インターリンクの格安SIMに関しては、法人用窓口が設けられています。100件以上の大口契約であれば、専用窓口へ相談をするとスムーズです。
まとめ
インターリンクの格安SIMは、個人向けの格安SIMとしては、まだ知名度は低いのかも知れません。評判も聞かれないことから、これから成長して行く格安SIMであると考えられます。
格安SIMは、速度がネックとなりますが、ドコモ回線を使用していることで比較的安定していることや、制限がかかった場合でもオプションで対応が出来ます。速度に関しては、カバーされているように感じられます。
法人向けに売り出すのであれば、その利用人数は一気に増えることになります。使い勝手が良ければ、自然と良い評判は広がることでしょう。様々なオプションと、主にビジネス向けのサービスは注目したいところですね。