【今さら聞けない格安simあれこれ】初心者が抑えておきたい5つのポイント。
格安SIMの契約者数は400万人を突破しました。
が一方で、格安SIMを使っていない人は1億人以上もいます。まだ皆さん、全然使ってないんですね。。
格安SIMに魅力を感じながらも、まだ使っていない人に理由を聞くと「色々と良く分からないから」といった回答が半数以上を占めるとのアンケート結果が出ています。
この記事では「今さら聞けない格安SIMあれこれ。初心者が抑えておきたい5つのポイント。」と題し、初心者の方は特に知っておきたい情報をまとめています。
この記事の目次
ポイントは5つ!これだけ抑えれば完璧!
まず1つめが「SIMカードについて」です。
「ていうか、SIMってなに?」というところから説明してあります。
2つめは「電話について」
音声電話を使うか使わないかによって料金は変わってきます。
自分の使い方によっては必要ない可能性もありますので検討しましょう。
3つめは「データについて」
データは最も少ないもので「500MB」で、最も大きいもので「無制限」のプランがあります。
自分はどのプランが合っているのか把握することから始めましょう。
4つめは「料金について」
格安SIMを使う以上、料金はとことん安くしたいですよね。
会社によって料金プランが違ってくるので比較することが重要です。
そして、さいご5つ目は「通信速度について」です。
「料金」よりも「速度」を重要視する人が多いかもしれません。
「格安SIMは安いから遅いのが普通」と思っている人もいるかもしれませんが、今は「速い格安SIM」もありますよ。
これら5項目について詳しく説明していきます!
この記事で格安SIMのあれこれが理解できます!
1.SIMカードについて
格安SIMとは
格安SIMとはau、docomo、softbankに比べて、毎月のスマホ使用料金を安くできるカードのこと。ちなみに「auやdocomo」のことを「大手キャリア」って言ったり、省略して「キャリア」って言ったりします。
そもそもSIMっていうのはデータ通信(ネットやメールなど)をおこなうためのカードです。スマートフォン(携帯電話も)は機種本体とSIMが一緒になって起動するというわけなんですね。ゲーム機と同じで本体とソフトが必要です。
SIMロック・SIMフリーとは
SIMはもともと購入した時からスマホのなかに搭載されており、
自分で取り出す必要はありませんでした。
しかも、auのスマホに入っているSIMは別のauの機種では使えますが、
docomoやsoftbnkuでは起動しません。
これが「SIMロック」です。
SIMがロックされている状態を表す言葉です。
それとは逆に、「SIMフリー」のスマホとはauのSIMでも他社のスマホで使うことができるスマホを意味します。
ロックがかかっていないSIMフリーのスマホは基本的にはどの会社のSIMを使うことができます。
んで、格安SIMの仕組みはというと、
どこかの会社が発行しているSIM(格安SIM)をSIMフリーのスマホに入れて使う。
ですので、安く使いたいために格安SIMを買うのはいいですが、
SIMだけ買っても意味はありませんからね!
SIMフリーの機種も揃えて、初めて格安SIMが使えるということです!
※ちなみに、別途料金がかかりますがお持ちのスマホをSIMフリーにすることも可能ですよ。
SIMカードのサイズは3種類
サイズは全部で3種類あるので全部揃えてコンプリートしましょう!というのではなく(笑)、
自分がいま持っている(もしくはこれから買う予定の)スマホに合うサイズは何なのかをハッキリさせたうえで購入しましょう。
SIMの形状は下記のイラストのとおりで、真ん中(micro SIM)と左(nano SIM)が主流で使われています。
右のSIMは標準SIMという名前で「標準」とありますが、現在では全く標準ではないので注意しましょう!
ちなみに、購入後でサイズを合わせるのを間違ったという場合にSIMのサイズを変更することも可能ですが、余計にお金を請求されてしまうので購入前にしっかりと確かめておくことです!
2.電話について
格安SIMを使うとき、音声電話を使うか?また、月に何分くらいか?
音声電話とは、090や080などから始まる番号から通話する電話のことです。
LINEがあるから大丈夫っていう人がほとんどですが、
固定電話はもちろん、110番、119番、118番などの緊急通報の電話はすることができません。
ですので、犯罪や事件を目撃しても見て見ぬふりをするしかないのです。
LINEで最も怖いのが、ハッカー達からサイバー攻撃を受けて利用できなくなることです。また、可能性は低いですが「メンテナンス」や「アップグレード」で使用できなくなることだって考えられます。やはり念のためにも「通音声話プラン」を選んでおいたほうが良いです。
会社によってはリリースしていることもある通話料を安くできるアプリもありますが
これまた固定電話にかけられることはあっても、緊急時には電話できません。
通話料を安くできるアプリの一例
・mineo・・・LaLa Call(ララコール。通話料を半額に!)
・BIGLOBE・・・BIGLOBEでんわ(通話料を最大半額に!)
・U-mobile・・・U-CALL(ユーコール。通話料が半額!)
IP電話って?
090や080から始まらない電話のことをIP電話と言います。
電信柱の電線を使わず、インターネット回線を使って電話するやつです。
いちばんイメージがしやすいのがLINEですね。
たまにIP電話って聞くけどよく分からない人もいると思います。この機会に是非とも覚えておきましょう。
料金プランは3種類
そして、後述する部分も含みますが、格安SIMの料金プランは3つあります。
「音声通話プラン」「データ専用プラン」「SMS対応プラン」
音声通話プランは名前の通り、電話もネットもできる普通のプランです。
データ専用プランはインターネットしかできないプランで、2台持ちの人や
テザリングのために使う人が多いです。
SMS対応プランって何でしょうか?
SMSとは「電話番号でメッセージを送れる機能のこと」です。
ショートメッセージサービスの英語の頭文字を取ってます。
auのガラケーではCメールって言われてます。
このSMSはLINEの登録時に必要なため、
「音声電話は必要ないけど、LINEは使いたいの私!」って人は「SMS対応プラン」を選びましょう。
業者によっては「SMS対応プラン」っていうプランがあるところもあれば
オプションという形でSMS機能を付けるところもあるので詳しくは業者のホームページをチェックしましょう。
3.データについて
データはどのくらい使ってる?
料金プランを決定する判断材料として「データをどのくらい使うか」ということが挙げられます。
格安SIMのみならず大手キャリアで一般的な「ルール」として、
定められた基準まで使ってしまうと、そこから先は使えるけど速度がかなり遅くなってしまいます。
これが「速度制限に引っかかる」というものです。
自分がどのくらいデータを使用しているか知っている人は問題ありませんが、
知らない人にとっては未知の領域だと思います。
しかし、安心してください。日本人のデータ通信量は約7割の人が「3GB未満」です。
プランを決定したあとでも、データは変更できますので最初は「3GB」を選択するのがベストです。
1GBってどのくらい使えるの?
ちなみに、3GBの「GB」は「ギガバイト」と読み、データをどれくらい使えるか(使ったか)を表す単位です。
目安として1GBあたりYouTube500分くらい見ることができます。LINEだと60時間も通話できます。
これだけ見ると、「なんだ、1GB十分じゃん」って思う方もいるかもしれませんが、
調べものや余計に使ってしまったりすると1GBくらいすぐに使い切ってしまうので
やはり3GBが良さそうです。料金もあまり変わりませんしね。
4.料金プランについて
大体どのくらいで使えるのか?
格安SIMを使う理由は「安いから使う」のであって、
料金が大手キャリアと同じくらいであればだれも使いません。
基本的に大体どの会社も遜色なく安いです。
普通の人であれば間違いなく月々3,000円以内におさまるでしょう。
本気を出せば590円/月で使用できます(DMM mobile)。
ただ、格安SIMをメインに使いたい人や音声通話をガンガンかけたい人にとっては慎重に業者選びをしなくてはなりません。料金が高くなる分、業者同士で差が出てきますからね。
料金プランの参考記事
参考記事を載せておきますので、よかったら見てみてください。
・「mineo(マイネオ)の評判や料金、デメリットなどまとめてみた」
・「 BIGLOBE(ビッグローブ)格安SIMの評判・料金まとめ。 」
・「 もしもシークスの評判と他社格安simとの料金比較 」
5.通信速度について
格安SIM選びで速度は決め手のひとつ
「安さ」もさることながら「繋がりやすさ」も格安SIM選びの大切な決め手になります。
「めっちゃ安いから買ったけど、全然繋がらない!」となってしまったら
元も子もないですからね。。
事実、繋がりにくい(通信速度が非常に遅い)格安SIMもあるんです。
「ぷらら」は繋がりにくいことで有名ですね。「昔は良かった」を言われる代表的な機種です。
詳しくはコチラの記事で。
通信速度を表す単位として「Mbps」があります。普通に「エム・ビー・ピー・エス」と読みましょう。
この数値が高いほど通信速度が速いということになり、格安SIMの中で最速が「225Mbps」です。
(U-mobile、BIGLOBE、DMM mobile、IIJmioなど)
しかし、公表されている数値が高いからと言って納得できません。
時間帯によっては機能しないくらい遅くなったりもするので、最大通信速度は参考程度に捉えておきましょう。
「遅く」ても「速い」格安SIMもある!?
最大速度が500kbpsというパッと見て、ものすごく遅い格安SIMもあります。
見間違えてしまいそうですが、「Mbps」ではなく「kbps」です。
(1Mbpsは1000kbps)
つまり、最大通信速度が「0.5Mbps」ということです。
ちなみに、この格安SIMはUQmobileなのですが、公表されている数値とは異なり、
口コミなどの評判がかなり良いです。
体感的には遅さやストレスを感じないと、ユーザーの満足度の高い機種もあります。